文化史
2005年1月19日のエントリー「和歌山市内の煉瓦建築」で紹介した煉瓦建築の由来が分かりましたので,追記してあります。また,小さな写真1枚しか載せていませんでしたが,写真を大きくし,3枚掲載いたしました。 場所は和歌山市鷹匠町。旧紀陽織布の社宅です。…
月刊みんぱく3月号に,国立民族学博物館の久保正敏氏の『性文化の博物館』という記事(「地球ミュージアム紀行」というシリーズの一つ)が出ていました。 文化の表象装置のひとつである博物館とその観られ方は,文化を理解する窓口となる。重要な要素であるゆ…
民博通信122号が興味深そう。ネパールのマオイスト運動。どこかで読みたい。 CiNiiをみても,国立民族学博物館は,研究報告,民博通信とも本文は出していないし。>ぜひお願いします。
11月29日の朝日新聞の記事から 「肉食はタブー」に迫る 山梨県立博物館、企画展で検証 「明治以前の日本では動物の肉を食べなかった」。何となく抱いているそんな思いの検証に、山梨県立博物館で開催中の企画展「甲州食べもの紀行」が挑んでいる。記録が残り…
白の民俗学へ 白の民俗学へ 白山信仰の謎を追って前田 速夫 河出書房新社 2006-07-11おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Tools白山(しらやま)信仰を通して,特に「白」の「死」との関係性を尋ねたもの。筆者は元「新潮」編集長。 空疎な小皇帝 空疎な小皇…
妖怪文化入門 妖怪文化入門小松 和彦 せりか書房 2006-03おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Tools
3月25日に新潟市民プラザを会場としてシンポジウム「戦が西からやって来た?! 『倭国乱』の検証」が開かれたとのこと。主催は,新潟大学旭町学術資料展示館,新潟市歴史博物館,新潟日報社。詳細はhttp://www.lib.niigata-u.ac.jp/tenjikan/tenji200603.html …
山梨県立博物館は昨年10月15日にオープンした新しい博物館。資料を見てみると,網野史学の影響だけではなかろうが,武士その他支配者を中心とした歴史ではなく,人々,庶民の暮らしを中心に置いた展示になっているようだ。開館記念特別展こそ「よみがえる 武…
天皇・天皇制・百姓・沖縄―社会構成史研究よりみた社会史研究批判 天皇・天皇制・百姓・沖縄―社会構成史研究よりみた社会史研究批判安良城 盛昭 吉川弘文館 1989-04Amazonで詳しく見る by G-Tools 女子アナ失格 女子アナ失格藪本 雅子 新潮社 2005-05-24おす…
博物館ではないけれど,都心の,でも人が住んでいる地域の過去といま,未来を対話とアートで考える展覧会が実施される。博物館が主に専ら学芸員が価値を見出し,保存し,展示していくが,そもそも住民一人ひとりが価値創造の主体となる可能性を持っている。…
【新版】 雑兵たちの戦場 中世の傭兵と奴隷狩り 【新版】 雑兵たちの戦場 中世の傭兵と奴隷狩り (朝日選書(777))藤木 久志 朝日新聞社 2005-06-10おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Tools 飢餓と戦争の戦国を行く 飢餓と戦争の戦国を行く (朝日選書)藤木…
5月1日,八千代市の高津観音寺の鐘楼を見てきました。大正期の関東大震災の際,この近くで,地域の日本人による朝鮮人虐殺が起きました。その歴史を掘り起こし,1985年建てられた韓国式鐘楼です。 2007年8月17日追記 高津観音そばのナギの原等については2007…
世界のさまざまな地図へのポータル的サイト http://www.lib.utexas.edu/maps/
今日の新聞の村田製作所の広告。二段を横にぶち抜いてただワンフレーズ「未来制作中」。 未来制作中のフォントが地味で,ちょっとはずしているのかもしれないとも一瞬思いましたが村田製作所の“技術者集団”の姿を思わせる良い広告でした。 広告主が「何を伝…
八千代市内の高津川(もうコンクリートで固められた小川ですが)のほとりに高津山観音寺があります。何も知らずに散歩の途中,お寺の前の小さな看板に「韓国風の鐘楼」があるとの記述があり,寄ってみました。そのお寺のお墓の端に鐘楼が確かにありました。 そ…
あるお寿司屋のチラシより 『今年の恵方は西南西』 どれどれ,ちょっと,あとで調べてみよう。 『節分は 豆をまかずに 海苔をまく』
80年代,喧騒されたことば「パラダイムシフト」。マルクス主義への訣別でもあったが,むしろ生産性一辺倒の文化への訣別であったであろう。下部構造によって決まってくるという上部構造自体の価値の見直しでもあった。 沖縄ブーム,韓流ブームは,いまこそブ…
調査捕鯨で(これ自体問題があるという意見も多いが)500頭のミンククジラを捕獲し,調査されたクジラの肉は市場に高値で出回っている。ミンククジラ自体は,比較的個体数の多い種であり,これくらいの頭数の捕獲は問題になる範囲ではない。#しかし,毎年,義…
ヴィクトリア朝万華鏡 ヴィクトリア朝万華鏡高橋 裕子 高橋 達史 新潮社 1993-11おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Tools 水晶宮物語 水晶宮物語―ロンドン万国博覧会1851 (ちくま学芸文庫)松村 昌家 筑摩書房 2000-12おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by…
長吏頭・弾左衛門 | |−組頭 | −−−−−−− | | 手代 |−御親類方 | | 新町町役−書役 |−白山別当 | | 役付 |−十三組衆 | | 下役 |−縁側詰衆 組頭は江戸時代後期は廃絶 手代は通常5〜8人。筆頭手代が後見職や組頭格となる。 書役は公文書起草を任務 …
葬祭の日本史,高橋繁行著,講談社現代新書,720円 ISBN:4061497243 日本の中世以来の葬祭の歴史を追究した本。 三昧聖の成り立ちなど。 明治期に近代葬祭を創りあげたのは「死の穢れを自ら積極的に引き受け,清めの儀式を行った毛坊主系譜に連なる人」であ…
ヒゲ3トン宙に浮く 商業捕鯨時代の“遺産” 商業捕鯨が禁止されて以来、貴重品となったシロナガスクジラなどのひげ約三トンが使い道がないまま、宙に浮いている。大阪市の会社経営者が知人から譲り受けたものだが、かつてはクジラのひげで作られていたものも…
火葬場,浅香勝輔/八木沢壮一著,大明堂,1983年1月,2447円 両墓制と他界観(日本歴史民俗叢書),新谷尚紀著,吉川弘文館,1991年6月,2565円 三昧聖の研究,細川涼一編集,碩文社,2001年3月,11,550円
http://sound.jp/stop-rev-crlaw/ 恥ずかしながら,よく知らなかった。 大変なことが起きているんだ。 音楽は社会に満ちあふれ,活気や平安をもたらしている。 これは, 「昔はレコードはもっと高かったんだ」 「音楽が溢れすぎて五月蠅い」という お年寄り…
モハメド・アリ−合衆国と闘った輝ける魂,田原八郎著,燃焼社,1600円,2003年8月 「同和利権の真相」の深層,宮崎学他,解放出版社,1500円,2003年12月 いのちを考える40話−脅かされる地球・食品・人体,天笠啓祐,解放出版社,2000円,2004年3月 江戸・東…