イルカ・クジラ:日本では年間2万頭捕獲

調査捕鯨で(これ自体問題があるという意見も多いが)500頭のミンククジラを捕獲し,調査されたクジラの肉は市場に高値で出回っている。ミンククジラ自体は,比較的個体数の多い種であり,これくらいの頭数の捕獲は問題になる範囲ではない。
#しかし,毎年,義務のように数百頭捕獲に行く“科学的研究”とは何だろう。
しかし,それ以上に驚くのは,年間2万頭弱のハクジラ類の捕獲。
体長が短いものが多く,一般的にはイルカと呼ばれるものである。特に多く捕獲されているのはイシイルカ。
国際捕“鯨”取締条約は“クジラ”のみが対象と解釈し,生物学的には何も意味もなく,“イルカ”を適用除外しているという。
クジラと日本人の関わり,歴史は長い。子供たちにも伝えたいし,そのうえで,クジラやイルカと“私”の関係を一人一人が今後も考えていく,そういうつきあいができるといいなと思う。
調査捕鯨も,頭数を区切り,ある程度ていねいにやっている。
しかし,このイルカ追い込み猟の実態は何か。日本政府は二枚舌ととられはしないか。あまりにも脇が甘すぎるように思う。
捕獲頭数等はhttp://www.tokuya.jp/zukan.htmlなどを参照のこと。

1月27日追記

そういえば,太地の漁協スーパーでは,ミンククジラの肉の他,ちゃんとマイルカの肉が販売されていました。
調理環境があれば,安かったので試みに買って返りたくなりました。