読みたい本をメモ代わり

モハメド・アリ−合衆国と闘った輝ける魂,田原八郎著,燃焼社,1600円,2003年8月
同和利権の真相」の深層,宮崎学他,解放出版社,1500円,2003年12月
いのちを考える40話−脅かされる地球・食品・人体,天笠啓祐,解放出版社,2000円,2004年3月
江戸・東京の被差別部落の歴史,浦本誉至史明石書店,2300円,2003年11月
めざめる女つぶやく男―富田林発:ジェンダーエッセイ集,ジェンダー学びプロジェクト編集,1470円,部落解放人権研究所,2003年7月
ハイスクールウォーズⅡ−見えざる階層的不平等,鍋島祥郎,解放出版社,1400円,2003年11月
優生保護法が犯した罪―子どもをもつことを奪われた人々の証言,優生手術に対する謝罪を求める会編,現代書館,2520円,2003年9月
沖縄文学全集(第11巻),沖縄文学全集編集委員会国書刊行会,4282円,1994年4月
黒坂愛衣のとちぎ発部落と人権のエスノグラフィ〈Part1〉部落へ飛び込む,黒坂愛衣著,創土社,1890円,2003年12月
黒坂愛衣のとちぎ発部落と人権のエスノグラフィ〈Part2〉出会い、ふれあい、語らい,創土社,1890円,2003年12月
ひいらぎの垣根をこえて,佐々木雅子著,明石書店,1890円,2003年5月

2008年12月17日追記

沖縄文学全集第11巻』に収められている戯曲「人類館」。2008年12月16日に,この戯曲による劇が上演されたとのこと。
12月17日の琉球新報の記事から。

差別突く舞台、泣き笑い 創造「人類館」30年ぶり東京公演
【東京】東京国立近代美術館で開催中の「沖縄・プリズム 1872―2008」展の関連イベントとして、演劇集団「創造」による演劇「人類館」(作・知念正真、演出・幸喜良秀)が16日夜、早稲田大学大隈記念講堂で上演された。東京での上演は30年ぶりで、一夜一幕限りの公演に約1000人が詰め掛けた。沖縄がたどったさまざまな差別の歴史を描いた作品に観客は引き込まれ、笑い、涙し、最後は惜しみない拍手を送った。
 「人類館」は、1903年に大阪天王寺で開催された内国勧業博覧会で沖縄やアイヌ、朝鮮などの人々が民族衣装で見せ物にされた、いわゆる「人類館事件」を題材にした戯曲。沖縄から連れて来られた男女と、2人に日本人への同化を強いる調教師の3人を軸に描かれている。
 戦争、米軍統治下、本土復帰など沖縄の歴史を織り交ぜ、それに合わせて3人の役柄も変化する。笑いを取り入れながらも人種や言語、性などあらゆる差別の本質を突いている。1978年に岸田戯曲賞を受賞した。