第4回 私と町の物語展覧会

博物館ではないけれど,都心の,でも人が住んでいる地域の過去といま,未来を対話とアートで考える展覧会が実施される。博物館が主に専ら学芸員が価値を見出し,保存し,展示していくが,そもそも住民一人ひとりが価値創造の主体となる可能性を持っている。その際,保存や展示といった技術は,学芸員が住民やアーティストと協働していくことが必要となる。博物館の持つ機能がコミュニティの創造,生活者たる人々自体の価値の発見にどのような可能性を果たせるのか,興味深い展覧会。
会場 生涯学習センター「ばる〜ん」(港区新橋3-16-3)
会期 3月18日(土)〜19日(日),22日(水)〜26日(日)
時間 12:00〜20:00(日曜日のみ10:00〜16:30)
主催 クリエイティブ・アート実行委員会
共催 港区
問い合わせ 私と町の物語展覧会事務局 クリエイティブ・アート実行委員会
港区南青山4-6-10-101 http://www.musekk.co.jp
内容
A パネル写真展「昔の写真と人々の物語」
   写真とそれにまつわる思い出話(ボランティアによるインタビュー)
B パネル展示「時のトンネル」
   町の変化を写真で比較
C サウンドインスタレーション「Voices of Shinbashi 2005-2006 新橋:音の風景から探る町」
   烏森神社から汐留再開発の音風景。昔と今,未来を探るインスタレーション
その他,パフォーマンス,詩の朗読(谷川俊太郎)+ピアノ演奏,アート・インスタレーション,ディスカッション「町を創るのは誰か?」(19日午後2時〜,鷲田清一,伊藤康博,開発好明,藤野珠枝),トーク「音の風景から見えてくる町『新橋』&『赤坂』」(22日午後2時〜,赤坂,鳥越けい子,22日午後6時30分〜,新橋,鳥越けい子),トーク「新橋の歴史と史蹟」(23日午後2時〜,俵元昭),トーク「写真を読む」(24日午後2時〜,石井實)