東京女子医大病院の医療事故関連

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99年に心臓外科手術を受けた2人が術後死亡したり,重い後遺障害が残ったという医療事故について,5年ぶりに家族と示談できたという。
これは,1月7日に東京女子医科大学が記者会見で明らかにしたもので,病院側は診療態勢の不備や説明不足について責任を認め,2人の家族に示談金を支払うこととしたもの。
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しかし,これは,やっと2家族とだけ合意に至ったもの。家族側からの言い方を使えば「苦渋の選択ながら」2家族だけ和解を受け入れたというべきもの。
「被害者連絡会」(結成時16家族,多いときには28家族,現在は?)を構成する東京女子医大病院で医療事故に襲われた家族たちへの対応はまだ遠い道のりではないだろうか。(被害者連絡会については,結成時の新聞記事が残っていないので,http://www.asyura.com/0306/health5/msg/270.htmlを参照)
被害者連絡会を中心とする大学追求により,ようやくhttp://www.kyoto-np.co.jp/news/flash/2004mar/18/CN2004031801004104H1Z10.htmlにあるように,積極的な提案が女子医大側から出てきている。ぜひ,病院には今後とも積極的に医療事故被害者と裏表無く,誠意を持って話し合いをもってもらいたいものである。


東京女子医大の平柳明香さんの事件についてはhttp://www7.plala.or.jp/growing_up/byouki/d-jyosii.htmlで。また,東京女子医大をはじめとする医療事故についてのニュースはhttp://home.att.ne.jp/sea/tkn/Issues/FushojiResponses-MedicalMalpractice.htmに詳しい。
それにしても,東京女子医大の責任逃れのカルテ改ざんというのは,とんでもない破廉恥罪だと思う。実行犯の瀬尾和宏は有罪判決を受けたが,それを指導したといわれる偉いさん(平柳明香さんの両親が証拠隠滅容疑で告訴した当時の主任教授の今井康晴:現福島県郡山市南東北病院小児心臓外科医師)への追求はきちんと行われたのだろうか。東京地検は証拠不十分で不起訴にせざるを得なかったが,果たして大学側は検察の調査にきちんと対応していたのだろうか。

八千代市東京女子医大病院の関係についてはhttp://d.hatena.ne.jp/ironsand/20041021#p3

被害者連絡会に対する当時の木村義雄厚生労働副大臣(自民党衆議院香川2区)の姿勢については,http://www.a-koike.gr.jp/hilight/2003/h2003_5_27_02.htmlこういう記事もある。