和歌山市内の煉瓦建築

先週,出張で和歌山に行って来ました。
12日の夕方,時間があまったので,市内の鷹匠町のあたりを歩いていたら,写真のような風景にぶつかりました。



なんとも味のある煉瓦建築。赤レンガの建造物が細長く坂の下に連なっています。
何かいわれのある建物でしょうが,上に木造で増築され,民家になっています。
場所は,鷹匠町にある原見坂のところで,
台地のふちにあたっているところですが,
台地の盛り上がりをうめるように,この煉瓦の建物が建っています。
もともとは民家ではなかったのだろうとも思います。

特に何と言うこともないのですが,
どなたか,この建物の由来をご存じの方がいらっしゃいましたら,ぜひお教えください。

なお,原見坂と,すぐその脇にある禅林寺については
http://tokuhituwakayama.cside.com/tomomi/haramizaka/haramizaka.html
http://www.mason-kitani.co.jp/jiin/no05.htm
などに触れられています。

2009年10月21日追記

ひろ009さんのブログ「ひろの東本西走!?」の2008年2月17日の記事「和歌山市内探訪−2(レンガアパート)」に,この煉瓦建築について紹介されていました。たくさんの写真が掲載されています。ぜひご覧下さい。
この煉瓦建築,「旧紀陽織布の社宅で、何と竣工は大正9年頃とのことです。元々一階が煉瓦造、二階が木造なのですが、既に多くの二階部分が解体されて・・・」とのことで,私の元々のエントリーの「上に木造で増築され,民家になっています」というのは,完全な間違いだとわかりました。
また,ひろ009さんによると『わかやまワクワク探検隊ー明治・大正・昭和たてもの物語』(中西重裕著,和歌山新報社発行)でも紹介されているとのことです(リンク先は,株式会社 一級建築士事務所 K&Nアーキテクツのサイトです)。