ファルージャ

米軍がファルージャ総攻撃。
朝日新聞でも「米軍とイラク軍はファルージャへの総攻撃を開始した」と書いている。「米軍と米国傀儡軍」とは言わないまでも,せめて,現在の統治組織に過ぎないのだから「米軍とイラク『政府』軍」とでも書いてほしかったが。
記事がダイエーに負けているし!!!


日本政府が,残虐行為をはたらく「米軍とイラク『政府』軍」側を応援しているのが悔しい。
パルチザン日本支部なんてできると,また「テロ」だとか「過激派」だとかとされるし,そうじゃなくっても,ビラを蒔くだけで捕まってしまうし。

11月10日追記

http://d.hatena.ne.jp/miyutomo2/20041107から「Fallujah, April 2004 - the book」の続編のサイトを知りました。

http://teanotwar.blogtribe.org/entry-cce7a5336650f0e59f53f2858ba8e97d.html
以下これまでのファルージャの状況について一部転載いたします。

非戦闘員や病人や高齢者や子どものいる家族たちは,続々と町を離れていた。人々が町から出ていくことは当初禁止されていたが,米軍はやがて誰にでも町を出ていくことを許可するようになった――ただし,米軍が「戦闘年齢の男性」と呼ぶ人たち,すなわち,15歳から60歳の男性を除いては。

非戦闘員が爆撃されている地点を去ることを妨げることは,戦争法違反である。そしてむろん,戦闘年齢の男性すべてが敵であると想定するのであれば,それは,今いる国にはいるべきではない,この戦争は人々に対する戦争であり,人々を抑圧する者に対する戦争ではない,解放の戦争などではない,ということを示すサインであり,それ以上のサインなど望むべくもない。

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狙撃兵はだれかれ構わず,動くものなら何であっても,発砲していた。数時間の間に診療所に運ばれてきた20人のうち,「戦闘年齢の男性」は5人だけだった。高齢の女性たち,高齢の男性たち,10歳の子どもが,頭を撃ち抜かれていた。もうどうにもできない,と医師たちは私に言った。バグダードなら何とか救えるかもしれないけれども,と。

狙撃兵が区別をはっきりさせていた唯一のもの,それは救急車だった。私が目にした救急車はどれもこれも,銃弾による穴があいていた。私が仔細に見た2件は,はっきりと,狙い澄まして狙撃したことを示す証拠があった。負傷者を集めるために出ていった私の友人たちは,狙撃された。

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おおよそ900〜1000人が,直接殺されたり,爆弾で吹き飛ばされたり,焼かれたり,撃たれたりしている,というのが最もよい推定である。報道や自身で見たことを元に推測すると,そのうち3分の2から4分の3が,非戦闘員であった。