ブッシュの支持率

1月29日付のワシントンポスト紙の調査によると,ブッシュ大統領の支持率は1月当初の46%からさらに4ポイント落ちて42%となったという。就任5年目の大統領としては,ベトナム戦争時のニクソンに次ぐ低い支持率となっているという。これは,合衆国内での厭戦とともに,すでに,ブッシュが見切られたレイムダック状態になっていることの証左であろう。
1年3ヶ月前の,2004年11月8日には,民主党のケリーをかわしてようやく再選を果たしていたが,昨年は,イラク侵攻を正当化してきた事柄に関してブッシュが様々な嘘をついてきたことがあきらかになるとともに,ハリケーンカトリーナ被害者救済の遅れ,ガソリン価格の暴騰による経済不安など,ブッシュ=共和党の失政が明らかになってきた年であった。
このようなことから,2005年11月のニュージャージー州バージニア州知事選挙で,共和党は予想外の大敗を屈した。
そして,ついに選挙後の議会では,共和党議員全員も再選後の状況のようなブッシュ万歳ではすまず,「大統領にイラク作戦の良好な終結に向けてのプラン提出」という義務を課す議決に全員が賛成をせざるをえなくなっている。
合衆国内での反戦運動についてはANSWER(Act Now to Stop War & End Racism)など参考のことhttp://www.internationalanswer.org/