ソマリアで米国が反政府勢力に資金援助か

ワシントンポストの報道http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2006/05/16/AR2006051601625.htmlによると,ブッシュ政権は,ソマリアhttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BD%E3%83%9E%E3%83%AA%E3%82%A2イスラム主義勢力との戦闘を繰り返す武装勢力を支援しているとの疑惑があるという。
ソマリア内戦http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BD%E3%83%9E%E3%83%AA%E3%82%A2%E5%86%85%E6%88%A6は1982年頃から続いているものである。1992年には米軍を主体とする国連平和維持活動(PKO)部隊が派遣されたが,作戦失敗が相次ぎ1995年に撤退した。
以後,様々な勢力が小規模な戦闘をくり広げ,また平和を目指し,対話を重ねて来ており,現在暫定政府が隣国ケニアに拠点を置いているところである。
米国のスノー大統領報道官によると「ソマリアアルカイダの橋頭堡としてはならない。テロを妥当するためならばどこであれ,米国は地域,国際社会のパートナーと協調していく」とのこと。これは事実上,ソマリア国内のイスラム勢力に対抗する武装勢力に「対米テロ対策」として資金援助を行ったことを認めたものであろう。その資金援助で,先週首都モガディシオで発生した戦闘で150人が死亡した。