スウェーデン国王の来日とリンネの展示
スウェーデン大使館の発表によると,スウェーデンの王と王妃が26日から29日来日とのこと。
公式訪問は、2国間における親善が目的である。訪日中、両国にとって重要な課題、すなわち環境・エネルギー問題、介護におけるIT技術、認知症問題、バイオ・メディカルテクノロジー、交通安全や子供の権利などについて、様々なシンポジウム並びにプレゼンテーションが開催される予定である。プログラムは、スウェーデン人植物学者カール・フォン・リンネに関する展示、また日本の文化機関への訪問など文化的内容が含まれる。
とのこと。
日程を見ると,訪れる博物館の数が結構多い。
国立科学博物館,太田記念美術館,国立新美術館(王妃のみ),ジブリ美術館(王妃のみ),長崎原爆資料館?(追記参照)、長崎市歴史民俗資料館(追記参照)、出島。
文化的,政治的に博物館はもっと注目を浴びてもよいかもしれないとも思うときもあるので,まあ,よいことでしょう。。
ちなみに国立科学博物館では,スウェーデンの生物学者リンネの『自然の体系』(Systema Naturae)の貴重な原書が特別展『花』の「カール・フォン・リンネ」のコーナーに展示されるようです。
外国の報道(eux.tv;Rare book to be displayed during Swedish state visit to Japan)では「Uppsala county governor Anders Bjorck, chairman of the National Linnaeus Commission, said the Systema Naturae copy from 1735 was "one of the jewels of our national cultural crown." 」「believed to be the only copy of Linnaeus's works from his own library that still remains in Sweden.」 とその貴重さを触れています。ただ,リンネの本当の原書が展示される期間はどうも,国王滞在中のみのようですね。ほとんど国外不出のようだから仕方ないと思います(クーリエも国王一行に同行しているのでしょうね)。
蛇足
28日は東京周辺散策となっています。「散策」という言葉の響きから想像されるようなものかどうかは分かりませんが,http://grandmontagne.livedoor.biz/archives/50859925.htmlなど見てみますと,天皇・皇后とともに川越まで足を伸ばされるようですね。
川越市のページにも紹介されていますね。川越市の市立美術館も見学されるようです。
警備も半端じゃなさそうですが。。。。