災害そして麻生太郎の正体
今年の夏から秋,たくさんの台風が日本列島を襲い,そして今日また地震が襲った。そのとき
過去,被差別部落を襲った自然災害が脳裏をよぎる。
阪神大震災で大きな被害を被った神戸市の番町部落。
地震以上に台風については昔から,特に1950年代には大きな被害を京都府や高知県,鳥取県,そしてそれ以外のたくさんの地域の部落で被っている。
その原因は,一言で言えばインフラの欠如。
川の堤防が低い。または,,,,,ない(霞提で水を引き込まれる場所,住みにくい場所,または開拓を要する場所に部落が置かれていた)。
または,部落の人口の自然増・社会増により,急傾斜地などに住まざるをえない(より住みやすい場所,他の地域に土地を買えないと言う差別の結果である。社会増については,部落の包容力により流浪の民や在日外国人を受け入れる結果−一般は,特に一般の農村は確かによそ者に冷たいからね)。そして,急傾斜地に人がたくさん住むと,大雨で被害に合う確率が高まる。また,
地震の被害も大きい。
なおかつ,
進学,就職において,未だに部落外とは進学率も,失業率も有意の差が見られる今日,過去からの歴史も影響する家屋の耐震性能は大きく異なる。
これらの複合も部落差別だ。インフラが違うのである。
それを解消しようとするのが同和対策事業。そして大きな部落は部落解放運動の進展とともに同和対策事業により住環境がようやく改善した(少数散在部落は以前のままであるが)。
その同和対策事業,すなわちひとのいのちをまもるため,インフラを整備する事業。それを−ひとのいのちを救うための同和対策を−
「逆差別だ」というひとがいる。政治家にだっている。じぶんと同じ場所に部落の人が来るのが嫌だという。部落民は総理大臣になるべきではないと政治家の麻生太郎がのたまう。*1
醜い!
そのような差別意識が,インフラ整備を妨げ,間接的にひとを殺す。また,
直接人を殺す。
ひとの世に熱あれ。人間に光あれ。
麻生太郎のひどさについては
http://blog.melma.com/00118605/20041002142118
http://blog.livedoor.jp/seiji77/archives/4858268.html
http://ch.kitaguni.tv/u/5859/%ba%a3%c6%fc%a4%ce%b0%ec%b8%c0%a1%a3/0000105450.html
*1:http://www007.upp.so-net.ne.jp/iemoto/column/0290.html http://members.jcom.home.ne.jp/u333/ithink040724nonaka%20asou%20sabetu.htm 「野中のような部落出身者を日本の総理にはできないわなあ」と大勇会の会合で発言したという。出典