神宮徴古館

9月28日の毎日新聞三重版の記事から

神宮徴古館:日本で最初の私立博物館、開館100周年迎え記念展−−あすから
伊勢神宮所蔵の国宝・重文など展示
日本で最初の私立博物館、神宮徴古館伊勢市神田久志本町)が29日、開館100周年を迎える。伊勢神宮の歴史を紹介する資料や、有名作家が奉納した絵画、工芸品を所蔵、展示しており、同日から記念展が始まる。
 同館は財団法人「神苑会」が1909年9月29日に創設した。ルネサンス様式を取り入れた鉄筋コンクリート平屋建てで、赤坂離宮(現在の迎賓館)や京都、奈良などの国立博物館を手がけた宮廷建築の第一人者、片山東熊氏が設計した。
 11年に神宮へ奉納されたが、45年7月に戦火で外壁を残して建物と収蔵品の大部分が焼失した。53年の第59回式年遷宮に合わせて再建。外部の花崗煉瓦石積(テラコッタ)の壁面はそのまま、2階建てに生まれ変わった。98年に国の登録有形文化財に指定された。
 館内には、平安中期の藤原秀郷が所用した太刀「毛抜形太刀」や、古墳時代の金銅透彫金具(いずれも国の重要文化財)、式年遷宮で奉納された御鏡、御装束神宝など計約1万3000点が収蔵されている。
 100周年に合わせ▽神宮所蔵の国宝・重要文化財など24点を会期中前・後半に分けて展示する「神宮の国宝・重要文化財」(29日〜12月13日)▽戦後3回の式年遷宮を写真で紹介する「昭和から平成へ 未来へつなぐ伊勢神宮の美」(10月28日〜11月29日)▽明治以降の神宝調製に携わった刀匠の作品など展示する「現代刀の100年」(10年1月1日〜2月28日)−−が開催される。
 問い合わせは同館(0596・22・1700)。【木村文彦】

伊勢神宮の内宮をぶらりと散歩した後に行ったことがあります。
田中芳男の双眼鏡があったのは徴古館だったか農業館だったか。
伊勢神宮に見学に行く人,伊勢神宮にお参りに行く人など,神宮を訪れる人は多いかと思いますので,ちょっとこんな博物館にも寄っていただくと良いのになと思います。その他の神社でも,ピンキリですけれども,宝物殿で面白いものに出会うことがあります。ぜひどうぞ。