市立芦屋高等学校の廃止について

跡地を民間業者に売る約束を芦屋市長がしているという噂のある市立芦屋高等学校。

今年、2001年の3月24日、芦屋市の学校教育審議会で廃校が諮問された。
>二、市立芦屋高校の存廃
> 廃校意見 12人
>  高校設置の法基準(人口10万人以上等)を満たしていない。市採用教員の高齢
> 化人事の停滞(配転ができない)が問題。過去2回の答申後も学校が改善されてい
> ない。設置基準の募集定員80人割る現状では、経費に見合う教育効果がなく納税
> 者の納得が得られない。設置は生徒急増に対応するもので、少子化の中その役割
> は終わった。など


> 存続意見 3人
>  理由はどうあれ、教育環境を破棄するのはよくない。やる気のある教員を配置し
> て改革をすすめる余地はある。入試改善を図り、学ぶ目的をもつ生徒を入学させ
> る。普通科にとらわれず、専門高校などの新しい高校として残す。


すでに、それまでの動きについては
http://homepage1.nifty.com/i-kyuenkai/distraction/protest_letter.htm
に詳しい所であるが(学校教育審議会報告にいたる意見についての反論も掲載されています)、阪神大震災以来、人々の暮らしを無視し続けた芦屋市長、芦屋市行政のふるまいが、ここにも象徴的にあらわされている。


先日、9月25日、スケジュールとして廃校を決定する教育委員会が開かれた日。教職員も、卒業生も、その親たちも教育を受ける権利を奪い取られまいと集まった。(市はその前に廃校に反対する教師をそもそも強制配転したが、そのことについて、一審では不当労働行為として認定されている)。


住民の声に教育委員会の開催は阻止された。しかし、阪神大震災以来、震災復興事業を利用した市長の策動は続いている。それに賛成する
http://homepage1.nifty.com/miso/rp/rp100.html
のように、住民の教育を受ける権利なんて思い至ることなく、プリミティブに反応されている人もいるが、少しずつ、人々の教育への期待が、芦屋市行政を取り囲んでいくことであろう。


市立高校の存続を願います。