金沢21世紀美術館パワハラ問題

とりあえずメモのみ。
平成25年3月18日金沢市議会総務常任委員会の会議録から

◆山本由起子委員 21世紀美術館に関して聞く。21世紀美術館は、本市の観光の目玉である。芸術創造財団が運営しているが、本市も多額の財政支出をしている。直接的に今の説明と関係ないかもしれないが、土曜日の新聞に館長がパワハラをしたとして、21世紀美術館の複数の職員が芸術創造財団に対応を求める通知書を送付したという記事があった。このことについて、本市としてつかんでいる経緯や事実について説明してほしい。
◎谷総務局長 こうした話が出たことは非常に遺憾だと考えている。財団が第三者による委員会を設け、これから事実関係の調査を行っていくと聞いており、まずはその調査結果を受けてからと考えている。市として、もし必要があれば適切な指導等を行っていきたい。
◆山本由起子委員 市としてまだ十分把握していないということだが、金沢の目玉ともいうべき美術館でこのようなことがあったのではないかということで、私も大変ショックを受けている。複数ということだが、人数などは把握していないのか。また、これに至るまでに職員が相談する窓口が財団にはなかったのか。あるいは、ここまで大ごとになるまでに市に対する相談などはなかったのか。
◎谷総務局長 現段階で話ができることは、まず調査するということであり、大変申しわけないが、その結果を受けてから対応していきたいと考えている。
◆山本由起子委員 職員の中には、メンタルが原因で休職している者がいるとも聞くので、ぜひとも市として厳正な対応をお願いしたい。
◎谷総務局長 事実関係を把握次第、適切な指導等を行っていく。
◆中西利雄委員 既に報道がなされている。本来なら、この総務常任委員会の冒頭に説明する責任がある。ましてや議会に全く報告がない。この対応はどうか、局長に聞く。
◎谷総務局長 大変申しわけない。事実関係等の把握が不十分なため、報告がおくれている。今後、把握次第、委員の皆さんに報告したい。
◆中西利雄委員 土曜日の朝刊で報道された。だから、事情聴取などをする時間があったはずである。所管であるので、当然、総務常任委員会に報告があってしかるべきだと私は思っている。それを、きょう委員から指摘がなかったらそのままにするつもりだったのか。
 私はようやく表面化したと思っている。昨年、職員課長にメンタル面での休職者が何人いるか聞いたが、21世紀美術館に関してはいろいろ問題があるように聞いている。局長の耳には入っていないか。
◎谷総務局長 この件については、今ほど言ったとおりだが、双方が弁護士を入れており、私たちが直接調査する段階ではない。まず財団が第三者委員会をつくり、弁護士を交えながら調査するということで理解願いたい。
 なお、委員指摘の件だが、一部職員から相談等は受けていたが、まずは財団の中でよく事情を説明し、解決を図るようにという話をしてきたところである。
◆中西利雄委員 具体的な名前は言えないが、現に市から派遣されている職員が休職に追い込まれている。いろいろと一生懸命やった職員で、打たれ強いと私は思っていた。職務をしっかりとやってきた職員が、異動と同時にメンタル面で病んでしまったという実例もある。局長はそれを知らないのか。
◎谷総務局長 事情について、詳細までは把握していないが、そういうことがあったことは承知している。
◆広田美代委員 私も今の新聞報道を見た。ぜひ厳正なる対応を早目に行ってほしい。

平成25年3月22日金沢市議会総務常任委員会の会議録から

◆山本由起子委員 前回の委員会でも取り上げた金沢21世紀美術館の館長のパワハラ問題について改めて確認する。芸術創造財団が設置する第三者委員会で今後調査するとのことだが、それ以前に職員課などに美術館職員からの相談はなかったのか。
◎谷総務局長 以前に金沢21世紀美術館の一部の職員から職員課に相談があった。その際には、まず財団の中でいきさつ等を説明して解決を図るよう助言した。
◆山本由起子委員 その相談はいつのことか。
◎太田職員課長 日までは覚えていないが、最初に相談があったのは昨年6月ごろだったと思う。そのときを含め、3回相談があった。
◆山本由起子委員 3回相談があり、職員課は財団に相談するようにとアドバイスしたとのことである。しかし、3回も相談があったのに解決していない。そして休職者が出ている。うわさによれば、退職希望者が出ている。幾ら外郭団体のこととはいえ、ここまで放置せず、市として何らかの手を早急に打つべきではなかったのか。
◎谷総務局長 相談の趣旨は、まずはこういう事態だと聞いてほしいとのことだった。その際に、相手方を入れて話をするか打診したが、そこまでは望んでいないと返答があった。
◆山本由起子委員 第三者委員会の組織とスケジュール、職員課のかかわりについてどのように考えているか。
◎谷総務局長 第三者委員会は、事実関係の調査を行っていく上で必要であり、財団で鋭意人選に当たっている。市としても非常に重く受けとめており、一日も早く第三者委員会を設けるよう要請している。メンバーについては、現時点では学識経験者等を含める方向だが、詳細についてはまだ決まっていない。市としても、市のしかるべき職員を入れたいと考えている。
◆山本由起子委員 金沢21世紀美術館金沢市の観光の目玉であり、イベントがめじろ押しであることから、早急に対応してほしい。
 スケジュール等が未定とのことだが、前回中西委員から発言があったとおり、第三者委員会の調査結果が出た際には、その内容を早急に議会に報告するよう望む。
◎谷総務局長 一日も早く第三者委員会を立ち上げ、早期に調査結果を出すよう要請していく。調査結果が出た際には、市として適切な指導をしていきたい。
◆山本由起子委員 職員課には市の職員の相談に応じるさまざまな窓口がある。パワハラなどはどこの職場でもあるのではないかと思うが、パワハラ、セクハラなどに対して職員課の窓口が実効性あるものとして機能しているのか。ここ数年の相談件数を聞く。
◎太田職員課長 パワハラ専門の窓口は設けていないが、セクハラ、パワハラを初めその他のさまざまな相談事を含む相談窓口を設けている。窓口の一つは庁内相談員であり、職員課では課長補佐がその任を担っている。企業局、教育委員会等にも同様に庁内相談員を置いている。庁内相談員は市職員であり、職員に相談したくないという場合には、外部相談員を紹介している。
 パワハラについての相談だが、金沢21世紀美術館のケース以外では、近年は相談を受けていない。
◆山本由起子委員 相談がないことと、パワハラの事実がないこととはイコールではないと思う。現に別のルートで、私を含めた議員に相談がある。職員が相談しづらいようであれば、相談窓口のあり方を考え直し、機能する窓口となるよう組織を変える必要があるのではないか。
◎谷総務局長 指摘のとおりである。第三者委員会からどのような調査結果が出てくるかわからないが、その内容を十分に踏まえて、場合によっては相談窓口のあり方等を検討していきたい。
◆山本由起子委員 職員数が削減され、ハードな職場環境の中で職員のモチベーションが下がりつつあるのではないかと思うが、これを機に意欲を持って仕事に向かうための働きやすい職場環境の構築に努めてほしい。
◆中西利雄委員 金沢21世紀美術館は、金沢市の顔といえる全国的に有名な美術館である。その美術館で、不祥事とは言わないが、イメージ的に芳しくない出来事が発生した。厳しい言い方をするが、新年度予算でも金沢21世紀美術館に多額の予算を計上している。美術館を所管する芸術創造財団にも多額の運営費を支出している。対岸の火事ではなく、市としてもっと積極的にかかわっていくべきではないか。金は出すが物は言わないというのはどうか。市として主体性を持って意見を申し述べていくことが必要と思うが、改めて考えを聞く。
◎谷総務局長 繰り返しになるが、市として重く受けとめている事案である。今回立ち上げる第三者委員会についても、人数やメンバーなどを確認した上で積極的に関与していきたい。
◆中西利雄委員 前回の委員会で、議会に報告がなかったことを指摘した。後で正副委員長にも確認したが、2人とも報告を受けていないとのことだった。これはどういうことか。このメンバーではきょうが最後の委員会となるが、この問題は改組後の委員会でもしっかり対応してほしい。
◎谷総務局長 報告がおくれたことは申しわけない。報告すべき事案は報告するよう努めていく。
○下沢広伸委員長 2人の委員から金沢21世紀美術館の件で指摘があった。職員に関係する事案であることから総務局、職員課への指摘が集中しているが、所管は都市政策局であり、また、観光交流の面の関連もある。それぞれの部局ではなく、全体としての取り組みを考えてほしい。中西委員から発言があったように、委員会の総意として、市全体としての取り組みを進めてほしい。要望である。
◆広田美代委員 パワハラ問題については、早急に第三者委員会を立ち上げ、適切な対応をお願いする。