FB良品薩摩川内についてのメモ

FB良品のクライアントって、商品の購入者じゃなく、自治体なんではないかという気がしている今日この頃。
 薩摩川内市は大丈夫かいなと、市議会会議録を覗いて見る。
最初のアプローチは武雄競輪がらみ。フェイスブック活用についてはページビューの多さが売り。とりあえず1年運用して効果を確認。FB薩摩川内として200万円の売り上げが目標とのこと。
薩摩川内市議会定例会(2012年3月9日)の会議録から

◆21番(福田俊一郎) ・・・フェイスブックを活用した特産品販売を実施するに至った経緯と今後の効果の見込みについてであります。
 全国の自治体で、インターネット交流サイト、フェイスブックを新たな情報発信ツールとして活用する動きが広がりを見せております。フェイスブックは、ソーシャルネットワーキングサービス−−SNSというふうに言うわけですけれども、その一つで、コメントや写真などを会員同士で閲覧し合うことができ、2008年に日本語版サイトが開設をされております。現在では、国内に1,200万人を超える利用者があるようであります。
 ことし1月に開催されました武雄市長の講演によりますと、フェイスブックの利用者は世界で8億人おり、リアルタイムな情報発信に有効で、ホームページに比べフェイスブックは双方向性と共有性が利点であると指摘しております。武雄市のホームページアクセス件数は月間約5万件だったものが、フェイスブック以降の昨年8月には月間330万件と、66倍に激増したと述べておられます。
 そこで、質問でありますが、本市がフェイスブックを活用した特産品販売を実施するに至った経緯と今後の効果の見込みについて答弁を求めます。
◎観光交流部長(小柳津賢一) お答えをいたします。
 まず、経緯でございます。
 昨年12月の22日のことでございましたけれども、競輪場外車券発売所のサテライト薩摩川内、こちらが開設された際に佐賀県武雄市長も薩摩川内市にお見えになったわけでございますけれども、そのセレモニーが終わった後、武雄市長から市長のほうに話がございまして、検討してもらえないかと、参加してみないかというお話があったものでございまして、その後、市長の指示を受けまして、私とシティセールス推進課長と二人で、年明け1月早々だったですけども、武雄市に出向きまして、いろいろ詳細な話を聞いてまいりました。
 武雄市さんでは、簡単に申し上げますと、フェイスブック上で特産品のオンラインショップの仕組みのノウハウを構築をしたいと、それを全国の自治体と一緒にともにやりたいということで、実際にはF&B良品ホールディングスという団体を発足させまして、そちらのほうで取りまとめて、各自治体の特産品等を広くPRしていくという考え方でございました。
 今回実際に武雄市と手を組んで、こういう本市もフェイスブックページを設けまして取り組んでいこうというふうになりましたのは、今議員からも御指摘ございましたけれども、月間平均のページビューが330万件あるという、そこが大きかったということでございます。本市は、今「こころ」という、薩摩川内観光・特産品ガイドというホームページを持っておりますけれども、そちらのほうが大体月平均で約6万のページビューでございますから、55倍になります。
 そういうふうに非常に大きい、圧倒的なアクセスの実績も踏まえまして、今回武雄市さんのお話にのることに同意をいたしまして、先月の3日でしたけれども、合同記者会見という形で実施をしたところでございます。できるだけ早期に本市のページの運用を開始したいというふうに考えております。
 もう一点、効果の見込みということでございますが、来年度とりあえず1年間、実証実験という形で運用したいと思っておりまして、なかなか私ども初めてですので、330万ページビューがとれるかどうかもわかりませんけれども、それなりの一定の効果はあるんじゃないかというふうに期待はしておりますけど、なかなか具体的にこれだけの見込みというのを申し上げるのはちょっと難しゅうございます。ちょっと御理解いただきたいと思うんですが、ただ、一応一通りの年間販売総額の目標は定めたいと思ってまして、大体200万程度ぐらいで設定をしたいと、それに向けていろいろPRしていきたいというふうに思ってます。
 以上でございます。
◆21番(福田俊一郎) 今の答弁のほうですけれども、F&B良品ホールディングスについて少し詳しく御答弁いただきたいのと、あと来年度の開設時期をお知らせいただきたいというふうに思います。
◎観光交流部長(小柳津賢一) F&B良品ホールディングスでございますが、武雄市さんのほうで中心になって設立いたします任意協議会です。その任意協議会には、例えばフェイスブックページの構築ですとか、運用を行うシーズという会社ですとか、あるいは実際にオンラインショッピングをしますと、実際の受注、それからお金のやりとり、決済、そういう部分の管理をする「Fun Pay」ですとか、それからシステム全体の構築をしますアラタナさんという会社、いろいろな会社と、あと武雄市さんが設立します任意協議会という形になります。そこと薩摩川内市が契約をして、全体としてのパッケージのサービスの提供等を受けるというイメージでございます。
 それから、開設時期でございますけれども、できるだけ年度明けの早期にしたいというふうに思っております。ちょっと具体的に何月というふうに申し上げるのはなかなか難しいんですが、可能な限り年度明け早々にというふうに考えてはおります。
 以上でございます。
◆21番(福田俊一郎) 特産品を総額200万円を目指していくということですので、頑張っていただきたいというふうに思うんですけれども、日本では既に実名登録に実績があり、また匿名でも登録できるミクシィというSNSがありますけれども、登録者数は2,000万人ほどでございます。
 また、ツイッターというのも有名ですけれども、フェイスブックも、それらもSNSと呼ばれている情報サイトであります。その違いは実名か匿名か、あるいは文字数制限する、あるいは登録の手順がいろいろ違っているというところがございますけれども、この中で、要するに匿名で登録できない、実名でしか登録できないこのフェイスブックを活用していかれるということでありますので、当局におかれましては、特にデメリットとして個人情報の漏えい、あるいは暴露、あるいは誹謗中傷、あるいは成り済まし、こういったことにぜひ厳重に意を用いて対応していただくように意見として申し上げておきたいというふうに思います。