横須賀・ソレイユの丘のホタル館で火災

3月24日の朝日新聞神奈川版の記事から

ホタル館観察実験室焼ける/ソレイユの丘
23日午前8時半ごろ、横須賀市長井4丁目の長井海の手公園「ソレイユの丘」のホタル館から出火し、木造平屋建て建物のうち観察実験室約23平方メートルが焼けた。けが人はいなかった。
横須賀署によると、施設の職員が観察実験室から煙が出ているのを発見し、110番通報した。出火当時は同館は無人だった。同署は出火原因を調べている。
観察実験室には、同市在住で全国ホタル研究会名誉会長の大場信義さん(65)が40年かけて世界中から集めた文献や標本資料などが保管され、海外からも視察に訪れていた。焼けずに残った資料もぬれて使い物にならなくなった。大場さんは「二度と手に入らない標本もあった。大きなショックを受けている」と目を赤く腫らした。

3月23日の神奈川新聞の記事から

「ソレイユの丘」ホタル館で火事、貴重な研究資料が焼失/横須賀
23日午前8時40分ごろ、横須賀市長井4丁目の長井海の手公園「ソレイユの丘」ホタル館から出火、木造平屋約146平方メートルのうち約23平方メートルを焼いた。出火時は園は開園しておらず、けが人はなかった。
横須賀署によると、同館の資料室のエアコン付近の燃え方が激しく、配線がショートした可能性もあるとみて調べている。施設の男性職員(76)が同室から煙が出ているのを発見、110番通報した。
同館は、ホタル研究の第一人者として知られる同市馬堀海岸の大場信義さん(65)が顧問を務める施設。大場さんが世界中から取り寄せたホタルの生態に関する文献や標本といった貴重な資料を多数展示しているが、火災で大部分が損傷した。大場さんは「二度と手に入らないような資料がたくさんあった。研究拠点を失いショックだ」とうつむいた。

ソレイユの丘については,このブログでも何度か触れています。ただ,大場氏(元横須賀市自然・人文博物館学芸員)の資料がソレイユの丘内にあることは知りませんでした。
ソレイユの丘のwebサイトには「横須賀市自然・人文博物館の協力のもと、ホタルに関するパネルなどが展示され」という表現もありますが,消失した文献や標本資料が,自然・人文博物館の資料なのか,大場氏の個人資料なのかちょっとはっきりしないところがありますが,いずれにせよ残念なことです。