沖縄だれにも書かれたくなかった戦後史　他 - 風のまにまに(by ironsand) @hatenadiary.jp

沖縄だれにも書かれたくなかった戦後史

沖縄だれにも書かれたくなかった戦後史
	集英社インターナショナル 2008-09-26 佐野眞一著おすすめ平均定価から予想される3倍くらい内容が詰まってる。今後、「沖縄」理解のための必携本と云ってもよいのではなかろうか任侠小説沖縄編 Amazonで詳しく見る by G-Tools

奄美復帰前後の，沖縄での奄美差別のことが載っていることから読みました。600ページ以上の大作。類書にない切り口が多く，極めて読み応えのある本でした。
県内の産業構造としては，歴史的経緯からも生産より流通，消費が多め。ファンダメンタルは別として，表層的には本土を先取りしてきた感もあるのかなと，つまらない感想も持つ。とにかく刺激にあふれる本です。

鉄の骨

鉄の骨
	池井戸潤著おすすめ平均談合を描いた傑作重いテーマながら軽い、読後感は「手紙」（東野圭吾）に似ている水で薄めたビールエンタメの要素が満載テーマは重いが軽く読める Amazonで詳しく見る by G-Tools

三菱自動車のタイヤ脱落事故に題材をとった『空飛ぶタイヤ』は傑作でした。本書は，ゼネコンの談合に題材をとったものながら，空飛ぶタイヤに比べると，事件も人物もステレオタイプという欠点もある。しかし，一気に読ませようとする力はあります。

ばかげた裁判に殺されかけた男

ばかげた裁判に殺されかけた男―正義の国アメリカの司法制度が生んだ最悪の冤罪事件
	トマルメール(Thomas Lemaire) 著, 小野ゆり子訳早川書房 2003-01 おすすめ平均こんな話しが本当にあるなんてある愛の物語アメリカにもある冤罪事件 Amazonで詳しく見る by G-Tools

Michael Pardue事件。著者はフランスの弁護士。事件の舞台はアラバマ州。

シアター！

シアター! (メディアワークス文庫)
	有川浩著おすすめ平均リアルでは、あるが・・・。続編期待してますこの本とっても面白くてさくっと読めました。続編希望したい本です。 Amazonで詳しく見る by G-Tools

言わずとしれた図書館戦争シリーズの有川浩の近著。最新作ではない。
　期待は裏切らず読めます。　一人称でも三人称でもなく，視点がころころ変わるのはわざとやっているのかもしれないけれど，小説としては手抜き手法。漫画では良くあるけれど。
　この二人はどうなるの〜。ということから，アマゾン書評同様，続編希望。