大阪府の博物館

日本博物館協会の月刊誌『博物館研究』第44巻第2号の巻頭エッセイは大阪府立狭山池博物館長の考古学者 工楽氏によるもの。
狭山池博物館については2008年6月6日のエントリー「大阪府の文化施策続報」でも少し触れたことがあります。
申し訳ありませんが,不勉強で,狭山池は「古事記」「日本書紀」にも築造の記述がある古い人造湖だということは知りませんでした。7世紀以来の各時代の施工跡が数々見つかっていて,それらは,樹脂含浸で保存してオープンで展示しているとのことです。まさに,大阪狭山市大阪府,日本の貴重な遺産ですが,池の改修工事を担当したのが大阪府土木部という関係で,市でも府教委でもなく,土木部(現都市整備部)の所管とのこと。


そのエッセイですが,出だしが

巻頭エッセイをという題目をいただいたが,このところ,そのようなエッセイをしたためるさわやかさを感じないので・・・・

締めが

・・・この不況のなか,今後全国各地へ及ばないことを願ってやまない。

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