ジェンダーと人権一問一答他

ジェンダーと人権一問一答

知っていますか?ジェンダーと人権 一問一答知っていますか?ジェンダーと人権 一問一答
船橋 邦子

解放出版社 2006-12

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ジェンダー」へのバッシングは,まだ弱まる傾向を見せない。結果としてはバッシングは復古的・過渡的なものであり,終わるではあろうが。

地下足袋の詩(うた)―歩く生活相談室18年

地下足袋の詩(うた)―歩く生活相談室18年地下足袋の詩(うた)―歩く生活相談室18年
入佐 明美

東方出版 1997-10

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ネパールで活動していた医師岩村昇の,人々とともに生活しながら医療に取り組む姿に感銘を受けた著者。釜ヶ崎でボランティアケースワーカーとして活動。「釜ヶ崎を変えようとか社会を変えようとか,大きなことを考えんでもいいんやで。あんたが街のなかを歩きながら,『おじちゃん,こんにちは』と声をかけるだけでええんや。それが,わしらの励みになるんや」の声に心を震わせ,ともに生きた18年。

おいしいハンバーガーのこわい話

おいしいハンバーガーのこわい話おいしいハンバーガーのこわい話
エリック シュローサー 宇丹 貴代実

草思社 2007-04-24
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6月16日のエントリーで触れたエリック・シュローサーの「ファストフードが世界を食いつくす」を本人がジュブナイル向けに書き直したもの。
 こと,マクドナルドについては,ことさらオーバーに書かれているように見えつつ,実は全くオーバーではなく,きちんと書かれていることが怖い。マクドナルドが常識はずれの存在なんですよね。

日本の怨霊

日本の怨霊日本の怨霊
大森 亮尚

平凡社 2007-09
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搾取される若者たち−バイク便ライダーは見た!

搾取される若者たち―バイク便ライダーは見た! (集英社新書)搾取される若者たち―バイク便ライダーは見た! (集英社新書)
阿部 真大

集英社 2006-10
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スラスラと読める本。社会学のフィールドワーク。
バイク便ライダーとして生きる若者たちの一つの側面を,的確に浮かび上がらせている。
フィールドワークで終わらせるのも一つの方法だったが,著者は,最終章で,不安定な仕事のなかでのワーカホリックへの「処方箋」も提示している。本論ではないので,余分と見る人もいるだろうが,「『13歳のハローワーク』に代表されるような無責任な自己実現を促す職業教育が当面は問題であろう」は共感できる。
いまの日本社会でしばしば見られる熱血サラリーマン,熱血ワーカーへの過度の賛美も同様に問題だと思います。