千葉市科学館の指定管理者

もう,1か月ほど前に決定していることなので今更ですが,千葉市科学館の指定管理者候補が決まっています。
千葉市の発表によるとトータルメディア開発研究所・凸版印刷共同事業体ということですね。指定管理期間は2012年3月31日まで。
応募は全部で3団体。財団法人千葉市教育振興財団・株式会社シー・ピー・ユー共同企業体と株式会社乃村工藝社は敗れています。
トータルメディアも乃村工藝社も大手の展示製作業者。直接,地元とは何の関係もないところですが,科学館なら,まあよしとしよう,という部分もあるんでしょうね。
どこも,かしこも,金太郎飴のような科学館ができるというのは,科学館の自殺です。そうならないようにしてほしいところです。
 また,地域経済の観点から見れば,委託料が大手企業を経て都内に流れるのではなく,千葉市なら千葉市に還元されるような仕組みにしてほしいところです。
しかし,どちらも,もう,無い物ねだりになってしまうんでしょうか。
基本協定書(案)に「管理業務に従事する従業員の確保に当たっては、率先して本市内に居住する者の採用を図るものとする」「第三者に請け負わせ、又は委任し、若しくは委託する場合は、募集関係図書及び提案書類の記載に従い、可能な限り本市内に本店又は主たる事務所を有する者に対して行うものとする」とあるのは評価しますが,どれだけ有効なものか。
千葉市科学館はこちら。

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