夜は短し歩けよ乙女 他

夜は短し歩けよ乙女

夜は短し歩けよ乙女夜は短し歩けよ乙女
森見 登美彦

角川書店 2006-11-29
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レトロな雰囲気を持つ文体,シーンの小説。時代的には,マンガ「絶望先生」のレトロさですね。
 妄想爆発の「先輩」と,「天然」の黒髪の少女が,摩訶不思議な人々,出来事と出会いながら,交代で語る形式ではある。しかし「先輩」の語りは「普通」の語りだが,少女の語りは架空の人物の語りのよう。
 そういう意味では,一人称で推移している小説と言えるでしょう。
 でも,少女の語りの「天然」の雰囲気は,心癒されるものがありますね。
第1章は,個人的には波に乗りきれなかっけれども,第2章の古本市,第3章の学園祭は突出しています。
妄想の具合から,男性の支持が多いかと思ったけれども,毒丸さんのハテナダイアリーでは,意外と女性の支持が多いことが紹介されています。

ルポ 改憲潮流

ルポ 改憲潮流 (岩波新書)ルポ 改憲潮流 (岩波新書)
斎藤 貴男

岩波書店 2006-05
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『空疎な小皇帝』(2006年10月29日の日記でも触れていますが)の著書による新書。憲法「改正」が誰のためのものなのか。

壁の涙―法務省「外国人収容所」の実態

壁の涙―法務省「外国人収容所」の実態壁の涙―法務省「外国人収容所」の実態
「壁の涙」製作実行委員会

現代企画室 2007-03
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ナイチンゲールの沈黙

ナイチンゲールの沈黙ナイチンゲールの沈黙
海堂 尊

宝島社 2006-10-06
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『チームバチスタの栄光』をすでに読んでいたから,まだ良いのだけれども,やはり物足りない。
 おとぎ話として突き詰めるのならば,それはそれで面白かったのかもしれないけれど。

博物館が好きっ

博物館が好きっ!―学芸員が伝えたいこと博物館が好きっ!―学芸員が伝えたいこと
四国ミュージアム研究会

教育出版センター 2007-04

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