翼-cry for the moon 他

翼−cry for the moon

翼―cry for the moon (集英社文庫)翼―cry for the moon (集英社文庫)
村山 由佳

集英社 2002-06
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村山由佳の本は初めて。厚めの文庫本ですが,一気に読まされるお勧め本。
 それにしても,主人公の真冬が,凛として,涙もろくて,格好よすぎ。
 最近,死都日本だの,図書館戦争だの,鴨川ホルモーだの,夜は歩けよだの,少女七竈だのという,ちょっと変わった小説ばかり読んできたところで,久しぶりに読んだホントの小説のように感じる。
これだったら,映画化もできそうですね。

komomo

komomo 日本語版komomo 日本語版
小桃 荻野 NAO之

講談社インターナショナル 2008-04
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上記の村山由佳朝日新聞の書評欄で揚げていた写真集。中学時代を北京で過ごした少女が,外国で暮らすうち,自分の生き方の根っこさがしから,舞妓修行に入る。「小桃」の写真とともに,本人の語り。
 それにしても,舞妓と芸妓の違い,初めて知りました。

報道が教えてくれないアメリカ弱者革命

報道が教えてくれないアメリカ弱者革命―なぜあの国にまだ希望があるのか報道が教えてくれないアメリカ弱者革命―なぜあの国にまだ希望があるのか
堤 未果

海鳴社 2006-04
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『ルポ貧困大国アメリカ』の著者の堤未果氏の本。
また,立場が異なるが,同じくアメリカ合衆国の状況を描いた本として下記も一読。

超・格差社会アメリカの真実

超・格差社会アメリカの真実超・格差社会アメリカの真実
小林 由美

日経BP社 2006-09-21
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ちょっと,最初は文章を読みにくく感じるかもしれませんが,それは,そもそもアメリカと日本の文化の違いに根ざすもの。長く米国にいた著者が,格差社会という現象で現れるもととなっている米国の文化について,エミックに語る。