東京女子医大医療事故関連

http://d.hatena.ne.jp/ironsand/20050108#p1で触れた東京女子医大問題
サンケイリビング(産経新聞?)のページに記事がありました。
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/life/health/25291/

東京女子医大のカルテ改竄医師を「保険医」取消

11/11 00:13

 東京社会保険事務局などは10日、平成13年にカルテ改竄(かいざん)事件が発覚した東京女子医大病院(東京都新宿区)に対する監査で、計約140万円の不適切な請求がみつかったと発表した。
 同事務局と厚生労働省、東京都は昨年4月から今年3月までに計13回、合同で同病院を監査。その結果、院内感染防止のために個室への入院が必要だった患者から、取る必要のない差額ベッド代37万円を徴収していたこと分かった。また、医師による指導内容の要点などがカルテに記載されていないのに診療報酬を加算するなど22件、103万円の不適切な請求があった。
 同事務局などは病院に対し、平成13年8月〜18年7月までの5年間の診療報酬請求を調査するよう指示。不適切な請求について返還を求める。
 また、同事務局は同日、同病院で心臓手術を受けた群馬県高崎市の小学6年、平柳明香さん=当時(12)=が死亡した事故で、カルテの改竄(かいざん)を主導した瀬尾和宏医師(50)の保険医登録を取り消すことを正式に決めた。原則として5年間再登録できない。同病院についても改竄を防止できなかったとして、戒告処分とした。
 医療事故を隠すためのカルテの改竄は保険医の規則に違反すると判断した。
 東京女子医大病院の永井厚志院長は「カルテ改竄というあってはならない不正行為に大変憤りを感じている。また、過去の不適切な請求に関しては非常に重く受け止めている。職員教育の徹底、法令の順守により適正な保険診療の推進に努める」とコメントしている。

瀬尾医師は,2005年2月,厚労省から医業停止1年6か月の行政処分を受けている。重ね重ね大変ではあるが,改ざんは極めて悪質。
平柳明香ちゃんの医療体制とともに,東京女子医大病院の倫理性が再度問われるところだと思う。
それにしても,八千代市にできる女子医大病院の体制はどうなんだろう。本院の医療の高度性を求めるわけにはいかないが,倫理性はどうだろうか。