呉服業界

http://d.hatena.ne.jp/ironsand/20060901#p1やhttp://d.hatena.ne.jp/ironsand/20060831#p1で触れた「たけうち」倒産。
それにしても，呉服業界の収益ってすごいんですね。
「きもの流通新聞(衣盛社)」のトップページで日本和装の情報が出ていましたが，売上高17億15百万円、営業利益7億36百万円、経常利益7億34百万円、当期純利益3億99百万円。経常利益が売上高に対して高い。
でも，文化の守り部として，単にニーズに応えるのではなく，自らシーズを産み出す，そんなことも考えれば，妥当なところなんでしょうか。よく分かりません。
ニーズだけではないという部分の，また，支援者というかパトロンがいるという部分の余地が少なくなってきて，経営上，試行錯誤の範囲が狭められてしまうのは，やむをえない時代なんだろうと思います。
「日本和装」の商法がどうなのかはよくわかりません。http://plaza.rakuten.co.jp/nomichi/diary/200608310000/を見ると展示即売会は「たけうち」ほどではなさそうですが，まあ熱意を持ってやられているようです。
呉服文化保護にはどっかに支援者が必要です。むしろ，いま，お大尽がいない(本当は格差が広がっている中，新たなお大尽がいそうですけど)ところで，なんらかの工夫が呉服業界に必要なのかもしれません。
「右翼」も軍服じゃなく，もっと和装に目を向けてみたら良いのに。。。。