人吉市議会でのF&B良品の議論

平成24年9月第5回人吉市議会定例会(平成24年9月4日)会議録から

○7番(松岡隼人君)(登壇) 皆さん、こんにちは。7番議員、新・九州相良クラブの松岡隼人です。・・・これまで、つくり出すという観点から質問をしてまいりましたが、つくり出すためのつながりと今度は発信するためのつながりがあります。つまり生産者、創造者と消費者をつなげるということも行政の大事な役割の一つだというふうに思います。・・・以前、私が質問を昨年の12月議会ですね、質問いたしましたF&B良品、これもその一つの例です。あれからこの事業は随分と発展をいたしておりまして、武雄市では2月末現在、50品目が並んでおりまして、月平均50万円ほどの売り上げが上がっているそうです。ちなみに多い月は100万円の売り上げがあったそうです。また、現在、武雄市以外にも参加している自治体が五つございまして、今進行中の自治体も合わせますと年内には10ぐらいの自治体にはなるだろうということです。昨年の12月の答弁では検討するということでしたが、私は成功している自治体に乗っかっていいんじゃないかなと思います。ほかの自治体とつながる、そういうことをやってもいいんじゃないかなというふうに考えます。人吉市だけで、それも例えば職員だけでせずにやはりその道その道にはそういうプロがおりますので、そういう人たちとうまく連携しながらやっていってもいいんではないかというふうに考えております。
 そのつながるためのツールの一つとしてフェイスブックがございますが、その件につきましては、あす同じ会派の新・九州相良クラブの村口議員のほうが詳しく質問をされると思いますが、私も少しだけちょっとF&B良品の前に触れさせていただきたいと思いますが、このフェイスブック等のSNSが発達したことによりまして、うそ、ごまかしがきかない世の中になっている、人の価値観が随分変わってきていると感じます。話はシンプルで共感を得ているかどうか、ここに尽きると思います。我々は往々にして自己満足に浸りがちですが、やはり冷静に判断する必要があります。行政にとりましてもそれが生命線であり、特にそのあたりにもアンテナを張って、声を聞く必要があるのではないでしょうか。果たしてこの事業は市民が必要としているのか、税金の使い方は有益か、それを知るためのツールの一つがフェイスブック、そのように私は思っております。本市でも感動を共有したいとの思いがあれば、ぜひ活用をすべきだと思います。少々、話がずれましたが、フェイスブックを活用し、感動の共有のツールが物になった仕組み、それがF&B良品だと私は理解をしております。つまり人吉球磨の感動を世界中の方に届けたい、感動を共有したいというのが私の思いです。行政でもぜひ取り組むべきだと思いますがいかがでしょうか。こちらは副市長にお尋ねしたいと思います。
○副市長(郄橋 隆君) 皆さん、こんにちは。F&B良品につきまして松岡議員の方から御質問がありましたので、お答えさせていただきます。昨年の12月、そしてことしの3月の議会にも松岡議員から御質問がありました。ちょうど3月議会中でございますけれども、経済部の職員が武雄市に出張いたしまして、F&B良品の販売等について勉強してまいりました。その際、樋渡武雄市長に直々に御説明いただくということでお話をいただいてまいりました。その後、市役所内で調査研究いたしまして、協議検討を進めてまいりました。まず、F&B良品のメリットにつきましては、新たな販売開拓のツールとなり得るということ、それから民間ネット業者との比較として出店者の負担が小さい。それから通常では流通に乗りにくい小規模事業者の商品を発掘、販売可能である、それとさまざまな商品企画を短期間で供給できるという可能性があるなど、といったことがメリットとして挙げられております。一方デメリットといたしましては、商品選定等について市が行うことでの説明責任、それから個人バイヤーに頼る商品選定のあいまいさ、それから批判、苦情に対する責任の所在、バイヤー職員にかかる精神的な負担などが挙げられるようでございます。
人吉の物産等の販売につきましては、既に地元スーパーや個人事業者が行っていること、それから行政が行うことの必要性、それと初期投資、維持、経費などの面で費用対効果など、そういったところを総合的に勘案いたしまして検討した結果、武雄市と連携したF&B良品の販売については参加しないということになったところでございます。以上、お答えいたします。(「議長、7番」と呼ぶ者あり)
○7番(松岡隼人君) 今、副市長から御答弁をいただきました。メリット、デメリットという形で御答弁をいただいたわけですが、やはり何事にもメリットがあれば、必ずデメリットはあるというふうに考えるわけですが、F&B良品だけがその一つの手段ではないということは私も当然理解をしております。現在、F&B良品に関しまして武雄市以外の自治体、参加自治体はコストの面のみからだけ言いますと管理費が必要になってくるわけですが、その管理費以上の売り上げは上がっているということですので、ちなみに商品数がまだ三つか四つですが管理費、市が月々に負担する金額以上の売り上げは実際に上がっているというメリットもあるという話でした。副市長がおっしゃる話もわかるわけですが、・・・何か行政としてやれないか、やるべきじゃないかというところから質問をしておりまして、私の知る限りではこのF&B良品というのが一番身近でといいますか、手っ取り早くといいますか、成功していますし、販売実績もありますし、売り上げが上がる方法じゃないかなというふうに思いまして提案をさせていただいた次第ですが、先ほどから申し上げておりますとおり、一つのこれは手段なんですね。人吉市はもっとすばらしいシステムをつくり上げるぞと、そういうのがあれば、もちろんそういうのを行ってほしいと思います。オリジナルというのは初めは私はまねから、模倣から生まれるというふうに思いますので、乗っかってみたらというふうに提案をした次第ですが、もし人吉市では実はこういうのを考えているんだと、そういうのがありましたらぜひお聞かせいただきたいと思います。
○副市長(郄橋 隆君) お答えいたします。人吉市の農産品とか物産・特産品につきましては、私自身すばらしいものであると、それから観光資源につきましてもすばらしい観光資源がたくさんあるというふうに認識しているところでございまして、物産等の購入、それから人吉を訪問してもらうということは非常に地域の観光、地域おこしにつきましては重要であるというふうに考えているところでございます。そのツールといたしまして、インターネット、特にフェイスブック等の活用は情報発信の有効な手段の一つというふうに考えているところでございます。私自身も情報発信の手段といたしまして、ブログ、ツイッターフェイスブックなどを活用させていただいておりまして、ブログにつきましては、1日300 件から400 件ぐらいのアクセスがございまして、地元の方だけでなく、例えば人吉以外の方から「人吉ってそんなところなんですか」と「行ってみたい」というようなメッセージをいただいたこともございまして、ある程度のPRにはなっているんではないかというふうに非常に思っているところでございます。本市といたしまして、松岡議員指摘のとおりF&B良品とは別のフェイスブックの活用方法につきましては、今後も研究を重ねてまいりたいというふうに考えているところでございます。御理解いただければと思います。以上、お答え申し上げます。(「議長、7番」と呼ぶ者あり)
○7番(松岡隼人君) 今、副市長から御答弁をいただいたわけですが、副市長もおっしゃっていましたようにフェイスブック等を活用していろんな情報を発信しておられます。私もひとよし応援隊 ―― マラソンのクラブなんですけど ―― の一員でありまして、今度がデビュー戦になるんですが、副市長は今おっしゃいましたようにフェイスブック、ブログ、ツイッター等々の活用を積極的に頻繁になされていますので、私たちから見ますと市民とかなり副市長は近いように感じます。副市長のみにかかわらず、市職員の中にも市民と近い方はたくさんいらっしゃるわけですが、この地域には副市長もおっしゃいましたようにすばらしい歴史、伝統、文化がありますが、我々はそれを発信するのが不得意ではないかというふうに思っています。つまり、つながることが苦手だと思います。中央からお越しなった副市長には、ぜひその部分でお力を貸していただきたいと私自身は思っております。
先日、青井さんデジ部主催で武雄市の樋渡市長を講師にお招きし「宇宙に衝撃を与える武雄市の成功例と失敗例」と題して御講演を賜りました。「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」が、この講演会の中で・・・・・
○議長(永山芳宏君) 松岡議員、質問の趣旨が外れているように思います。質問をしてください。
○7番(松岡隼人君) ずれていますか。
○議長(永山芳宏君) はい。
○7番(松岡隼人君) どのあたりがですか。
○議長(永山芳宏君) 項目から随分離れていっているような気がします。
○7番(松岡隼人君) それはF&B良品についての考え方、市の取り組みについてというところから離れているということですか。
○議長(永山芳宏君) 青井神社の講演とかいったものが関連するんでしょうか。
 ここで暫時休憩いたします。
午後2時40分 休憩
 ─────────
 午後2時55分 開議
○議長(永山芳宏君) 休憩前に引き続き再開いたします。
 松岡議員におかれましては、質問を簡潔にお願いいたします。(「議長、7番」と呼ぶ者あり)7番、松岡隼人議員。
○7番(松岡隼人君) まずは議事進行の妨げになりましたことをおわび申し上げたいと思います。そして、一部表現を変更させていただきたいと思います。武雄市長の講演会の件ですが、「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」という部分を削除させていただきたいと思います。申しわけございません。
 この質問に関してですが、なんさまスピード感を持ってともに頑張ってまいりましょうと、そういうことでございます。これでこの件に関しましては、質問を終わらせていただきたいと思います。・・・

ホントに滑稽な様子で、あきれて書き出してしまいました。 信者さんたちは大変だろうなと思います。
管理費と同じくらいにしか売り上げがあがっていなくっていいのかっていうのもそもそもありますが、本当に管理費以上の売り上げが上がっているのか疑うこともないんだろうと思います。
まぁ、人吉市は普通に調査検討し、普通に対応されたようで安心しました。ちなみに、市側で答弁している副市長は、経済産業省からの出向者で、2013年6月にはまた経済産業省に戻る人のようです。