日本の素朴絵,RDG,キーリ他
日本の素朴絵
定価:¥ 2,625 レビュー平均:4.5点 (2人がレビュー投稿)
出版日:2011-03-09 出版社:ピエブックス 作者:矢島 新 | |||
by 通販最速検索 at 2011/09/04 |
読みながら,『ポテン生活』(木下晋也)を思い出してしまう。
貴賤の様々な場面で用いられた図絵の中で、ふと、ゆるキャラのような親しみやすさやおかしみが生まれてくるのだろうと。
ルームメイト
定価:¥ 820 レビュー平均:3.4点 (42人がレビュー投稿)
出版日:2006-04 出版社:中央公論新社 作者:今邑 彩 | ||||
by 通販最速検索 at 2011/09/04 |
真ん中過ぎぐらいからタネは見えてきてしまいますが,それでも,面白い推理小説です。
多重人格については,様々な小説で題材とされていても,そのリアリティのある姿が見えないのでペンディング。
痛憤の現場を歩く
定価:¥ 2,100 レビュー平均:5.0点 (1人がレビュー投稿)
出版日:2005-11 出版社:金曜日 作者:鎌田 慧 | ||
by 通販最速検索 at 2011/09/04 |
さて,政治が国民の目の前に現れてくるのは,何にせよ公権力の行使(または不行使)によってです。それらの具体的な姿は,マスコミを中心に共有されてきているはず。しかし,実際には具体的な姿とは別なマスコミ自体によるポピュリズムとして流布が行われるなど,実際の政治の姿が極めて見えにくくなっています。自民党政権から民主党政権に代わり,じつは検察でも,労働行政でも,少しずつは変わっていて,良くなっていると思うことがらもいくつもあるのだけれど,見えにくくなっています。
ルポルタージュは,ルポライターの切り取り方一つだが,本書では,原発や冤罪などの様々な現場での権力の振る舞われ方が具体的に見えてきます。
ネットでも現場からの告発はあるのだけれども,このような本を見ると,職業ルポライターそしてマスコミにもやはり期待したいと思います。
RDG(1)〜(3)
定価:¥ 1,680 レビュー平均:4.3点 (20人がレビュー投稿)
出版日:2008-07-04 出版社:角川グループパブリッシング 作者:荻原 規子 | ||||
by 通販最速検索 at 2011/09/04 |
背景にある世界観は,近世以前の,神道と仏教が融合し,山岳信仰もマージしたもので,アニミズムに近いが,それなりに体系化がなされています。
話の進み方はライトノベルそのままで,結構厚い本で3巻まで進みながら,まだまだ先が見えません。4巻はまだ読んでいませんが,10月には5巻も出るらしい。
キーリ(1)〜(3)
定価:¥ 578 レビュー平均:4.6点 (25人がレビュー投稿)
出版日:2003-02 出版社:アスキー・メディアワークス 作者:壁井 ユカコ | ||||
by 通販最速検索 at 2011/09/04 |
壁井氏の初期の小説で,筋にも突っ込みどころは多いのですが,もの悲しくも心地よい小説です。ファンが多いのもうなずけます。まだ,3巻までしか読んでいないので,あとが一杯あるのが楽しみ。 小説好きなんてそんなもんです。
2009年には英語版『Kieli, Vol. 1 The Dead Sleep in the Wilderness』も出ています(4巻まで出ていて,9月20日に第5巻も出るようです)。米amazonでもレビューなどが載っています。
クロノ×セクス×コンプレックス(1)〜(3)
定価:¥ 620 レビュー平均:4.2点 (8人がレビュー投稿)
出版日:2009-11-10 出版社:アスキー・メディアワークス 作者:壁井 ユカコ | ||||
by 通販最速検索 at 2011/09/04 |
3巻まで出ていますが,一つのストーリーを展開しつつも,実験小説のように一巻一巻新たな手法を試しているようなところは興味深い。
4巻では終わらないだろうな〜。5巻まで引っ張るのかな〜。