合意無視の一方的プライバシー侵害。ad4u

高木浩光氏の「楽天ad4Uの隠しリンクを露出させるユーザスタイルシート」という記事が話題になっています。
楽天ad4uの実例を自分でも見てみようと思いましたが,ias.rakuten.co.jpには,すでにhostsファイルで繋がらないように設定していました。わざわざ設定を変えるのも面倒くさいということで,こちらはこのまま。
ライブドアad4uについては,http://image.adv.livedoor.com/ad4u/delivery/script/107.jsスクリプトを利用しているっぽい。firefoxのpermissions.sqliteをExExceptionsでいじって,livedoor.comのscript,cookie,subdocumentを無効にしました。また,http://ad4u.drecom.jp/delivery/javascripts/75.jsなんていうのもありますので,念のため,drecom.comについて,script, cookie, image, subdocumentを無効にしました。swfについては,Flashblockも以前から使っていましたので,まあ,作動しないはずです。
なお,9月14日のエントリーで紹介した『マーケティング・リテラシー』も,ちょうど,ネット企業によるプライバシー侵害の問題を少し取り上げています。ただ,そこで取り上げていたのは,主に,無料のサービスを利用させる代わりに,プライバシーは置いていけ,という二者契約上の視点でした。
それに対して,今回のad4uは,契約または合意とは全く無関係の,ブラウザのバグを使った極悪非道な振る舞いのようですね。

12月16日 ad4u隠しリンク露出用Greasemonkeyスクリプト

xenomaさんが,12月16日のはてなダイアリーに,firefox用に,ad4Uの隠しリンクを露出させるGreasemonkeyスクリプトをアップされています。
greasemonkeyのアドオンは今までインストールするかどうか迷っていたのですが,xenomaさんのスクリプトともども,インストールしてみました。
ExExceptionsを無効にし,ライブドアのニュースページにいってみましたが,何も起きない。あれれと思いましたが,Flashblockも無効にして再度読み直しましたら,ad4uのリンクが表示されました。実際に見てみますと,「このやろ」という思いが改めて湧き起こってまいります。
なお,テスト終了後,FlashblockとExExceptionsを有効に戻していますので,ad4uとは多分おさらばなんですが,念のためしばらく,xenomaさんのスクリプトはインストールしたままとしておきます。