冤罪を追え 他
冤罪を追え
「冤罪」を追え 志布志事件との1000日 朝日新聞社鹿児島総局 朝日新聞出版 2008-05-07 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
志布志冤罪事件の概要が分かりやすくまとまています。ただ,ちょっと「特ダネを抜いたマスコミ人」としての自画自賛が鼻につきます。
権力とも,市民とも一線を置くマスコミとしてはそれもありなんでしょうね。
でも,闘い抜いた市民が主役という筆致が見えないのが残念です。
武士道シックスティーン
武士道シックスティーン 誉田 哲也 文藝春秋 2007-07 おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
『武士道セブンティーン』の新聞広告を見ていて,急に読んでみたくなった本。結果としては,あたりです。
話の展開がうまいとは思わないが,主人公の一人(どちらかといえば副主人公)の早苗のキャラクターが,全体を魅力有るものにしています。
同世代の高校生もおもしろがって読んでいるようですが,20代〜壮年男性にむしろ受ける本ではないかという気も。
ラブコメ今昔
ラブコメ今昔 | |
有川 浩 おすすめ平均 「今」も「昔」も「ラブコメ」三昧!! 王道を行く 誰もが恋をする。 それほど甘くはないので安心です。 自衛官の人間像に迫る? Amazonで詳しく見る by G-Tools |
言わずとしれたあの『図書館戦争』の著者の最新刊。短編集で,それぞれのプロットも今回のはどうしても浅め。自衛隊ばっかりだし。。。買うまでもなく,図書館で順番が回ってくるまで待っても良い。
それにしても,アマゾンのコメントにもある「それほど甘くはないので安心です。」というものには吹いてしまいます。『別冊図書館戦争Ⅰ』が甘甘だったですからね。
コッペリア
コッペリア 加納 朋子 講談社 2003-07 おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
ミステリーです。主人公は二人。主人公も含め,主要登場人物は5人。あとはネタばれになってしまうか。
この人の本は初めてでしたが,他にも読んでみたいと思わせるプロットと表現力です。タイトルから,夢野久作的な本のイメージがありましたが,耽美度,怪奇度は,ないわけではないけれども,深くはないので,安心してどうぞ。
本書は文庫本もあります。
犬はどこだ
犬はどこだ (創元推理文庫 M よ 1-4) 米澤 穂信 東京創元社 2008-02 おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Tools |