ワードサラダ

昨日,川辺川ダムに関する記事が新聞に掲載されていたことから,Yahooブログで「川辺川」を検索。
それなりに,いろいろな情報が得られるのであるが,本題はそちらではない。最近,ブログ検索すると,「ゴミ」(私的な感覚によるもので,明確な定義ができませんが)のかかる割合が増えてきたように思う。「ゴミ」もいろいろなタイプがあるが,一つは,広告ブログ,アフィリエイトブログで,同一の文章を,自分の開設した複数のブログに掲載する例。または,記事のテンプレートを数人が複数のブログに貼り付けている例。
ブログ検索で,下手すると,10個以上,同じ文章が掲載されたブログが並んで表示されてしまう。
もう一つの「ゴミ」の例が,トラックバックスパム用のブログで,あちらこちらのブログから引用した文章が,小さなウィンドウの中に列挙してあるもの。
そして,最近増えてきた「ゴミ」の例が,何だか意味不明な文章が並ぶブログ。人工無能によるかのような,意味もないフレーズのみのブログ。

非常に不思議だったのだが,ようやく最近,仕組みが分かった。

このブログのソースと見てみると,「IFRAME」タグを利用して,ブログの中に,気が付かないような小さなフレームを作り,他のサイトを呼び出している。飛ばされた先のサイトには,楽天アフィリエイトのタグが埋め込んである。
 すなわち,このブログを開くと,楽天アフィリエイトのタグも「強制的に」開き,クッキーを読み込まされてしまう。
 しかも,事前にも,事後にも,全く気づかないままに実行されてしまう。
「強制アフィリエイト」と言われる手法で,すでに2ちゃんねるなどでは,早くから規約に違反するものとして問題視されていた手法のようです。2ちゃんねらーにより,強制アフィリエイトサイトが楽天,その他ブログ運営会社に通報され,閉鎖されたりしてはきましたが,いたちごっこ。
 どんどん,どんどん,新たなブログが,おそらく組織的に立ち上げられています。
ブログ文化を破壊する手法ですから,ある意味,タコが自分の脚を食べるような自己否定の側面を持つ,「強制アフィリエイト」ブログ。
各ブログ運営会社の迅速な対応を期待したいところです。

ところで,このブログの意味不明な本文ですが,これは「ワードサラダ」と呼ばれる手法とのこと。
ブログウォッチャー編集長日記の2007年7月4日の記事に掲載されています。

# ちなみに,今日の川辺川で検索して出てきた規約違反ブログawakeawawa-st17.seesaa.netは,iframeでwww.peght.netを読み込ませ,そこからさらにpt.afl.rakuten.co.jp/c/06a3e468.f9a533f9/で楽天のクッキーを読み込ませるようになっています。

25日追記

東京国立博物館を検索して出てきたゴミブログというか規約違反アフィリエイトブログのtoukiyoukokuritu.seesaa.net。iframeでwww.jiryuu.comを読み込ませ,さらにhb.afl.rakuten.co.jp/hsc/06a3a920.fb9df391.06a3a921.fce489b5/を読み込ませるようになっていました。www.jiryuu.comのサーバーの所有者は株式会社デジロック,jiryuu.comのドメインの所有者はDIGIROCK, INC.(大阪府大阪市中央区博労町4-7-5)。
edulingsch.seesaa.netはwww.peght.net/web/ebizoo.htmlからpt.afl.rakuten.co.jp/c/0699cfe7.a717351b/。