科学技術振興機構廃止???

9月27日の産経新聞のニュースから。

政府は26日、独立行政法人(独法)を整理合理化する一環として、科学技術振興機構(所管・文部科学省)、労働政策研究・研修機構厚生労働省)を廃止し、日本貿易保険経済産業省)や造幣局財務省)、国立印刷局(同)を民営化する検討に入った。主要事業が類似している11法人も統合する方針。整理合理化対象の独法の選定をさらに進めていく。

snip

現在101ある独法のうち、93法人が国から補助金などの名目で年間計3兆5000億円の支援を受けている。歳出削減に取り組んでいる政府は、8月に「真に不可欠な独法以外は廃止する」との基本方針を閣議決定した。しかし、独法が官僚の主要な天下り先になっていることもあり、8月末に省庁側が提出した独自の整理合理化案は、事実上の「ゼロ回答」で、官僚側の抵抗ぶりが浮き彫りにされた。

産経新聞以外のソースが見つからない。行政改革推進本部,または「愛の人渡辺喜美大臣周辺からの産経新聞への情報提供か。それとも誤報か。

産経新聞の書き方は「独法が官僚の主要な天下り先となっていることもあり」と,いかにもためにする書き方。

それにしても,日本のNSFとも言われている科学技術振興機構を廃止しようという案が出てくるだけでも,不思議であるし,それを肯定的に報道するマスコミがいるのも俄に信じがたい(だから産経新聞にリークしたんでしょうけれども)。