思い切った東京国立博物館かな?
3月28日から5月7日,東京国立博物館で開催の「天台宗開宗1200年記念特別展 最澄と天台の国宝」。国宝ざっくざっくの大きな特別展です。
今までも例があったのかもしれないけれど,主催者を見て,ちょっとびっくり。はじめてなのかな。
というのは,主催者が東京国立博物館,天台宗,比叡山延暦寺,天台宗京都教区,読売新聞東京本社なのです。
天台宗!
いや,今までもあったのでしょうか。お寺も宗教法人ですが,法隆寺なぞ,宗教法人を超えた歴史的存在ですし,あまり気にもとめなかったのですが,考えてみれば,「天台宗」というのは,結構思い切ったもののような。
まあ,新聞社という私企業が国立博物館と共催でやっているのだから,より公益法人的な宗教法人が一緒にやるのも当然のような気もするのですが,なんだかびっくりします。
この特別展のコピーもふるっています。
・国宝とは−仏であり,美であり,人である。
・展示作品の8割が国宝,重文。
・秘仏,本尊仏が寺外で初公開される。
・全国,80ヵ寺から宝物が,ぞくぞく。
・身分の差なく,仏教は全ての人を救う。
この5番目も頑張っていますね。