川崎重工業の土壌汚染問題

この土壌汚染問題は,千葉県八千代市において,川崎重工業ヒ素,フッ素などを含む鋳物廃砂を防水シートのない場所に,かつ飛散防止対策も取らずに山積みしていたこと,また県に虚偽の報告を行っていたことである。
同社は14日夜,住民説明会を開催し,住民に謝罪。約2万立方メートルの汚染廃砂は,1月23日から市原市内などの民間処分場に搬出し,無害化するとのことである。
搬出は4月下旬までかかる見込みで,その間,周辺を仮囲いし,散水するなど粉塵の飛散防止策をとることとなった。さらに,防水シートがない部分があったことから,汚染土砂搬出後,土壌調査を実施するとのことである。
一方,八千代市は,搬出工事前,搬出工事中のそれぞれ,ヒ素,フッ素の大気汚染を実施することとし,川崎重工業が適切な搬出作業を実施するものか監視することとなった。
この監視に要する経費は川崎重工業に請求するのであろうか。