袖ケ浦市&富里市−各市議会での騒動

http://d.hatena.ne.jp/ironsand/20050618#p2,http://d.hatena.ne.jp/ironsand/20040923#p1で触れた袖ケ浦市議会鈴木喜久男議員が,12月の定例市議会に出席したことから議事が紛糾。結局,議長が説得にあたり,鈴木議員は退席し,会議は再開した。
軽はずみな辞職勧告決議の可決は,議会の自殺だが,3年間にも渡る無免許運転という違法行為によるものであればやむをえないかなとも思う。
すでに,7月の臨時市議会,9月の定例会は全て欠席しているということもあり,議員としての職務を果たせないのであれば,辞職も仕方ないのでは。
一方,富里市http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051206-00000106-mailo-l12 辞職勧告決議ではないが,立花広介議員に対する問責決議が可決。その理由は「正当な理由もなく視察旅行を欠席したこと」であり,その背後には,「欠席理由が議会の規律に反している」という議会の反発があったことによるもの。前記の袖ケ浦の鈴木議員はすでに議員としての職務を果たせていないが,視察旅行に出ないのはそこまで責める理由があるのか。
そもそも,立花議員は「先に視察場所や日時を決定し,その後に視察目的を協議する視察旅行に何の意味があるのか」と主張し,議会経済環境建設常任委員会の九州視察旅行を欠席したものである。もちろん無断欠席でなく,あらかじめ常任委員会委員長に「財政難で小学校の卒業記念品まで無くしている現状で,なぜ,九州まで視察に行かなければならないのか。成果も期待できない」との理由で欠席届を出したのである。
報道によると,議会運営委員会は,そのような理由ではなく,「一身上の都合」との理由の欠席届を再提出するように支持したということであるが,立花議員は拒否。結局議会による子供じみた「問責決議」ができあがったのである。
富里市議会経済環境建設常任委員会の佐藤繁夫議員は「(立花議員の行為は)職責の放棄だ。深く反省してもらいたい。」と語っているとのことであるが,むしろ「(富里市議会の行為は)議論の放棄だ。深く反省してもらいたい。」と言われるべき恥ずかしい行為である。