危険なセラピストと記憶−冤罪

抑圧された記憶の神話

抑圧された記憶の神話―偽りの性的虐待の記憶をめぐって抑圧された記憶の神話―偽りの性的虐待の記憶をめぐって
E.F.ロフタス K.ケッチャム 仲 真紀子

誠信書房 2000-06
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悪魔を思い出す娘たち

悪魔を思い出す娘たち―よみがえる性的虐待の「記憶」悪魔を思い出す娘たち―よみがえる性的虐待の「記憶」
Lawrence Wright 稲生 平太郎 吉永 進一

柏書房 1999-03
おすすめ平均

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目撃証言

目撃証言目撃証言
Elizabeth Loftus Katherine Ketcham 厳島 行雄

岩波書店 2000-03

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冤罪と言えば,広島市の少女殺人事件。どうも警察からのリークや警察の発表のやり方が過去の冤罪事件に類似しているように思う。ピサロ・ヤギ容疑者への尋問はきちんと行われているのか,国選弁護士が容疑者側にきちんと寄り添っているのかも疑問が残る危ない状況ではないか。弁護士は接見して聞いた中身をぼんぼんマスコミに話しているようだが,どうも本当の話を言っているのか疑問に思う。
 もし,彼が真犯人でなければ,警察と弁護士の責任は重い。
 カマヤンさんのブログhttp://d.hatena.ne.jp/kamayan/20051203やJ憲法&少年Aさんのブログではhttp://pdo.cocolog-nifty.com/happy/2005/12/post_0d3f.html(いずれも阿修羅からの転載だがまたは孫引きだが)指紋の疑問点をあげているし,そもそもDNA鑑定での一致(一致しなかったら犯人でない。一致しても犯人とは言えないというものではあるが)はホントなのか?どうも状況があやしい。
 なお,弁護士の行動(というかマスコミへの露出またはリーク)については,「ネットワーカー弁護士の独り言」というブログhttp://beatniks.cocolog-nifty.com/cruising/2005/12/3_d1c7.htmlは,容疑者の責任能力を問うことを考えている可能性を示唆している。だが,それにしても弁護士の行動は不可解である。