交通路線の廃止,郵政民営化雑感

8月12日から17日まで鹿児島に帰省してきます。
郡部ですが,鹿児島空港からのリムジンバスがあり,近くにバス停があります。林田バスが運行していますが。鹿児島駅行きのバスなどもあり,生活路線になっています。
林田バスについては
http://d.hatena.ne.jp/ironsand/20041020#p2
http://d.hatena.ne.jp/ironsand/20041230#p1
でも触れていますが,いろいろと動きがあるようです。何とぞ路線が廃止にならないように。
国鉄末期からJRへの転換期には,鹿児島県内の宮之城線,山野線,志布志線,大隅線などの鉄道が廃止されました。鹿児島だけでなく,北海道や九州でたくさんの路線が廃止され,地域住民の生活に大きな影響をもたらしました。(山野線についてはhttp://www.synapse.ne.jp/~kose/という素晴らしいサイトがあります。)(そういえば,私鉄の鹿児島交通線も廃止になりましたね。最後は自然災害で息の根を止められたかたちでしたが)
郵政民営化が政治の焦点になっていますが,田舎では,金融機関といっても農協と漁協と郵便局しかないところもあります。自分の実家のあるあたりでも,鹿児島銀行の支店が廃止されていた時期もあり,同様の状況でした。
郵政民営化が実行されると,郵便局すら廃止されてしまうのではないか,良くて,ATMの置いてある出張所レベルになるのではないかという虞を持っています。
先に「郡部」と書きましたが,やはり進行中の平成の大合併の中で,身近な行政サービス機関であった「町役場」が「市役所の出張所(最初は総合支所と言っていますが)」へと格下げ。
人口の少ない地域に住む人々にとって生きづらい時代が迫ってきているように思います。
少数者に優しい政治を,少数者に優しい行政を求めます。これこそが,今回の衆議院選挙,総選挙の焦点だと思います。