入館料でペイしないのが博物館

博物館の収入っていうのは，寄付と補助金などでなりたっている。私立博物館では入館料収入も大切である。
公立博物館でも入館料をとっているところはあるが，博物館法という日本の国の法律では，公立博物館は原則入館料は無料と定めている。
博物館は，人間とその環境に関わる，まあ，大事なものを収集，保存し，未来に伝えていくとともに，展示して様々な利用に提供するところ。
つまり，博物館のクライアント，受益者は，いまの市民とともに，まだ生まれていない将来の人々なんだろう。
そこから，直接はお金をとれないから，寄付であり，税金でありでまかなう。
もし，入館料でペイできる博物館があったとしたら，むしろその博物館は入館料を下げ，寄付や補助金をもらう努力をすべきかと思う。そういう意味で「入館料でペイしないのが，もしくはペイさせないようにするのが博物館」という定義ができる。