風・・・いろいろ含んだ雑感でもありますが。

今日は,良い日でもあったんですが,
「おもいは想像をはらんで自己増殖」

いやいや,それは避けなければ。
「風は予兆」と前に書いたが、予兆は現在は価値フリーの言葉。
良い予兆もあれば、悪い予兆もある。
そして、個人的には、それにならい価値フリーな言葉として「予兆」をつかわざるを得ないだろう。

いずれにせよ,おもいというのは,うれしくも やっかいなものである。

想像は行動を生む。行動は...避けるべき行動というものもある。悪い結果を生む可能性が高ければね。

はるか昔のギリシャの時代、
パンドラの箱というものがありました。
数多くの「悪」を吐き出し、同時にそこに残ったのが「希望」
これも同じことでしょう。

イマジンは、希望であり、欲望である。

う〜ん。こわい。

ちょっと横道 絶句!by新井素子

さてさて、ギリシャに比べて、はるかに近い昔、
一世を風靡したSF小説新井素子の小説に「絶句」というものがありました。
才あでやかなる「絶句連」を引き連れた主人公=新井でありますが、
SFらしく、諸宇宙の生命体の中での、ホモ・サピエンスという生命体の「特殊性」をテーマとしています。

ほとんどすべての宇宙生命体に不可能で,「偉大なる祖先」と「地球人」だけに可能である属性。それが、創造力であり、「果てしないイマジン」でありました。

「タイムマシン? なぜ、たかが辺境の星の地球の生命体が考えつくことができるんですか」
(本を写しているわけではないので、とんでもなく不正確ですが)
と、末端の宇宙管理官が驚く。
(末端の宇宙管理官といえど、地球を無にしてしまうぐらいの権限は持っている)
そんな創造力のない官僚組織などぶっとばしてしまう新井=地球生命体。

創造・想像性=イマジン至上主義者の
イマジンによる無防備性、無敵さが、素敵でしたね。
そういう面では、やはり、想像は人間の希望でしょう。

人権

自分が差別されているというのに気がつかない人もいるし,大学時代の同級生で「日本社会には差別も搾取もない」と言い放った想像力のない人間もいるが
やはり,ヒトがヒトとして生きるには,イマジンが必要だよね。
というところで,モノローグな本日の日記のおしまい。