真鶴のまちづくり条例に対決する環境企画設計(株)

神奈川県真鶴町で,まちづくり条例に真っ向から立ち向かい,まち破壊へ突き進む計画が進行中の模様。
開発主体は,環境企画設計(株)。代表:山崎進,住所:横浜市西区御所山町15番1
詳しくは以下のリンクから。
http://d.hatena.ne.jp/PINOCO/20041227
http://mamasan.blog.ocn.ne.jp/cogito/2005/02/post.html
住民自治,景観保存に真っ向から立ち向かう捨て身の覚悟の会社ですね。
今の中央政府の「規制緩和」のかけ声にも違和感をおぼえる私ですが,それが地方分権であり,住民自治につながるものと信じられる部分では,その規制緩和に賛同する面もあります。
地方への権限譲与が進んでいない状態で,江川-巨人のようにその間隙をつく,悪徳まがいの会社はたくさんあるのでしょうが,少なくても,すでにきちんと法令化されているものを無視するような,こういう会社はさすがに珍しいですね。
これは真鶴だけの問題ではありません。このような開発計画をのさばらすのは,真鶴の景観への危機と言うだけにとどまらず,住民自治への危機へとつながります。
住民への同意を脅迫的にしかとれないやったもの勝ちのマンション建設,地下室マンション問題など,規制緩和の中で,条例や住民の足並みが揃っていない間の間隙をついたものです。
だからこそ,この流れをくい止める合意形成も,また,各自治体の新たな責務となっていくものと思います。

3月1日追記

真鶴町公聴会の報告(議事録的なもの)が
http://www.town-manazuru.jp/data/matidukuri/20050130kouchokai.htm
に掲載されています。
環境企画設計(株)が条例違反を承知で建設を進めてしまうのでしょうか。議会,そして行政の責任も問われてきます。