『大阪で闘った朝鮮戦争−吹田枚方事件の青春群像』
西村秀樹著,岩波書店発行,2200円
吹田事件とは,1952年6月24日から25日にかけて「朝鮮戦争への軍需列車を1時間止めれば1000人の命が助かる」と,軍需列車阻止をめざし,1000人とも,数千人ともいわれる学生,市民らが大阪の吹田操車場にデモ行進し,騒擾罪に問われた事件。
枚方事件とは,「この砲弾製造プレス機を破壊すれば何千何万の人々が救える」ということからの行動であった。