とんでもTOSSいろいろ

TOSSっていうのは,教育技術法則化運動(Teacher's Organization of Skill Sharing)の略語である。向山さんという学校の先生が提唱したもので,
教え方・教授法を「法則化」して共有しようという運動である。
目の前の子供を見ず,法則化された教授法にしがみつくマニュアル教員を増やしてしまうのではないかという批判もあるようだ。
さて,共有するということもあり,TOSSを信奉する教師の実践は
インターネットですぐ見つかる。
その中には,「と学会」向きのものがたくさんある。
本人いたっておおまじめ。


実践を紹介し,共有しあうのはいいから,せめてもう少し
お互いに批判して,高めあってくれ。
以下,とんでも。


www.synapse.ne.jp/~wildcat/em.htm 小学校の先生だな。
「EMは人類を救う驚異的な微生物群である。
 EMは悪い微生物を食べて,作物にも人体にもよい微生物を増やしてくれる。
 EMは,環境汚染の原因となる酸化物質の働きを止めてくれる。
 (抗酸化作用があり,抗酸化物質を作り出す)
 琉球大学の比嘉照夫先生がEMを日本で発見した。ノーベル賞級の発見であると言われている。」
そして,
「① EM係の活動
・教室にEMを吹きかける。
(臭い消し、ハエの進入防止)
・給食台にEMを吹きかける。
(臭い消し)
・水道場、トイレにEMを吹きかける
(臭い消し、水道管、便器の浄化)」
せんせ〜。係りまでつくっちゃったのかよ。


次は,ここから。www01.vaio.ne.jp/horikatu/waru3.html
「悪いことをしたり、考えたりすると、脳からノルアドレナリンというホルモンが出ます。ノルアドレナリンは毒なのです。」
「いいことをしたり、考えたりしていると、脳からβエンドルフィンというホルモンが出ているのです。」
「人間の脳は、いいことをする人、みんなと仲良く暮らせる人を、健康にして幸せになるように作られているのです。」
中学の道徳の授業。
理論的に見えるが,まったくでたらめ。
つきあう生徒が不憫で。。