ボンバルディア機のトラブル2011

2009年6月〜12月のボンバルディア機の主として国内のトラブルについては2009年6月21日のエントリー「ボンバルディア機のトラブル」で継続的に追記してきたところです。また2010年のトラブルについては2010年1月15日のエントリー「ボンバルディア機のトラブル2010」で追記してきました。
年があらたまりましたので,ここで,2011年分として新たにエントリーを立てます。


1月2日,天草エアラインの福岡発天草行きのボンバルディア機(DHC8-100)が天草空港に到着後,尾翼左側に直径約1.5cmの穴が開いているのを整備員が見つけた。同機を使用予定であった当日の以後の便及び翌日の便の運航を中止した。
1月5日,アイベックスエアラインズの大阪発大分行きのボンバルディア機(CRJ100)が飛行中,水平尾翼の水平安定板(スタビライザー)の不具合を示す警告表示が出たため,大阪空港に引き返した。同機は部品を交換後,あらためて運航した。
1月8日,日本エアコミューター奄美発鹿児島行きのボンバルディア機(DHC8-400)が離陸後,車輪をしまうための操縦室の操作レバーが折れるトラブルがあった。車輪は格納されたため,目的地の鹿児島空港に向かい,鹿児島空港では非常用装置で車輪を出して着陸した。手動操作で油圧が効かなくなったため,同機は自走できず,滑走路は約9分間閉鎖された。

2月16日追記

2月15日,全日空の高知龍馬初大阪行きのボンバルディア機(DHC-8-Q400)で,主翼のスポイラーの不具合を示すランプが点灯した。同機は欠航した。
 >どどすこさま。情報ありがとうございます。
海外,ニュージーランドでですが,2月9日,ニュージーランドで,Air NelsonのHamilton発Wellington行きのボンバルディア機(Dash 8 Q300)が着陸態勢に入る際に前輪が出なかったため,緊急体制がスタンバイしていたBlenheim空港に緊急着陸することとし,前輪が出ないまま胴体着陸を敢行した。

3月20日追記

北太平洋地震津波原発等のために,その他のニュースがあまり入ってこない状況です。少し前ですが,追加を。
3月4日,日本エアコミューターの鹿児島発奄美大島行きのボンバルディア機(DHC-8-402)が,離陸直後に,飛行データを受信する機器に不具合が生じたため,鹿児島空港に引き返した。

4月19日追記

2月12日,日本エアコミューターの鹿児島発奄美行きのボンバルディア機(DHC-8-402)が離陸直後,第2エンジン側のプロペラの防氷系統に不具合が発生した。同機は鹿児島空港に引き返した。
2月14日,全日空の大分発中部国際行きのボンバルディア機(DHC-8-402)が飛行中,第1エンジンのプロペラの防氷装置に不具合が発生した。同機は大分空港に引き返した。
2月28日,ジェイエアの新千歳発花巻行きのボンバルディア機(CRJ200)が上昇中,エンジン及びシステム等の動作状況を表示する装置に不具合が発生した。同機は新千歳空港に引き返した。
3月3日,日本エアコミューターの福岡発宮崎行きのボンバルディア機(DHC-8-402)が離陸前に滑走路に向けて走行中ステアリングに不具合が生じたため誘導路上で停止した。牽引車により移動するまでの間,滑走路が閉鎖された。

5月6日追記

3月4日,日本エアコミューターの鹿児島発奄美行きのボンバルディア機(DHC-8-402)が離陸直後,昇降舵に不具合が発生したことを示すライトが点灯した。同機は鹿児島空港に引き返した。

6月13日追記

4月23日,オリエンタルエアブリッジの福岡発福江行きのボンバルディア機(DHC-8-201)が離陸直後、電源系統の不具合を示すライトが点灯したため目的地を長崎空港に変更した。
5月29日,全日空大阪発高知行きのボンバルディア機(DHC8-300)が飛行中,客室内の余圧装置の不具合を示す表示が点灯した。同機は大阪空港に引き返した。

6月28日追記

5月2日,日本エアコミューターの鹿児島発徳之島行きのボンバルディア機(DHC-8-402)が離陸直後,失速警報装置の不具合を示すライトが点灯した。同機は鹿児島空港に引き返した。
5月9日,全日空の福岡発大阪行きのボンバルディア機(DHC-8-402)が離陸上昇中,第2エンジンの滑油温度が制限値を一時的に超過した。同機は目的地を松山空港に変更した。
5月15日,琉球エアーコミューター那覇発与那国行きのボンバルディア機(DHC-8-314)が飛行中,失速警報装置に不具合が発生したことを示すライトが点灯したため,那覇空港に引き返した。
5月20日オリエンタルエアブリッジ長崎発対馬行きのボンバルディア機(DHC-8-201)が飛行中,第2エンジンの発電機の不具合を示すライトが点灯したため,長崎空港に引き返した。
5月23日,全日空の大阪発高知行きのボンバルディア機(DHC-8-402)が大鳴門橋上空付近を飛行中,操縦席の窓にひびが入った。同機は大阪空港に引き返した。全日空によると,ひびは機長席正面にある5層構造の窓の一番外側の層に突然入ったものだという。
5月24日,日本航空南紀白浜発羽田行きのボンバルディア機(CL-600-2B19)が飛行中,計器が油圧系統の不具合を示したため,羽田空港に着陸した際,滑走路上に停止した。その後、牽引車により駐機場へ移動したが,同機から漏れた作動油が滑走路上に確認されたため,一時滑走路が閉鎖された。
6月27日,全日空大阪発高知行きのボンバルディア機(DHC-8-314)が離陸上昇中,左側エンジンから異音がしてエンジンの温度が上昇,モニターが異常な数値を示したためエンジンを停止して引き返し,2基のプロペラのうち1基のみの状態で,大阪空港に緊急着陸した。着陸後調べたところ,エンジン内部の損傷が激しく,国交省重大インシデントと判断した。 →(2013年2月27日追記:この重大インシデントについて,国交省運輸安全委員会は,2013年2月22日に,エンジン燃焼室内の部品の一部が金属疲労による亀裂拡大ではがれ,エンジン内のタービンブレードを破断させたことが原因とする調査報告書をまとめています)。

7月4日追記

7月1日,全日空中部発福岡行きのボンバルディア機(DHC-8-402)が大津市上空を飛行中,右側前方の非常用ドアの不具合を示すランプが点灯した。同機は中部国際空港に引き返した。
6月27日のDHC-8-314型機のエンジン停止事象に関し,伊丹空港の周辺市でつくる「大阪国際空港周辺都市対策協議会」は,翌28日,全日空国土交通省,同型機を持つ日本航空に対し,安全運航を徹底するよう文書で申し入れたとのことです。

7月22日追記

6月12日,全日空大阪発高知行きのボンバルディア機(DHC-8-314)が飛行中,左主翼の防氷装置に不具合が発生した。同機は大阪空港に引き返した。
7月19日,日本エアコミューターの鹿児島発大阪行きのボンバルディア機(DHC8-Q400)が愛媛県上空を飛行中,気象レーダーが映らなくなる不具合が発生したため,鹿児島空港に引き返した。

7月29日追記

7月29日,全日空大阪発松山行きのボンバルディア機(DHC-8-314)が離陸直後,空調設備の異常を示すランプが点灯した。客室の空調が効かなくなり、室温が上昇したため,大阪空港に引き返した。

8月8日

8月6日,琉球エアコミューター那覇発北大東行きのボンバルディア機(DHC-8-100)が飛行中,電気系統の不具合を示す警告灯が点灯したため,那覇空港に引き返した。同便は欠航し、乗客は翌日の臨時便に乗ることとなった。

9月1日追記

7月2日,日本エアコミューターの大阪発屋久島行きのボンバルディア機(DHC-8-402)が上昇中,副操縦士席側のピトー管の防氷装置に不具合が発生したことを示すランプが点灯したため目的地を鹿児島空港に変更した。
7月25日,全日空の福岡発大阪行きのボンバルティア機(DHC-8-402)が離陸直後,前脚の格納扉が閉じていないことを示すランプが点灯したため福岡空港に引き返した。着陸後、誘導路上に停止した。その後、牽引車により駐機場へ移動するまでの間、滑走路が閉鎖された。

9月21日追記

8月6日,琉球エアーコミューター那覇発北大東行きのボンバルディア機(DHC-8-103)が離陸滑走中,第2エンジンの発電機に不具合が発生したことを示すランプが点灯したため,離陸後那覇空港に引き返した。
8月24日,アイベックスエアラインズの広島発成田行きのボンバルディア機(CL-600-2C10)が広島空港を離陸直後,外気温を測定する装置の防氷系統の不具合を示す計器表示があったため,広島空港に引き返した。

10月7日追記

9月25日,全日空の新千歳発仙台行きのボンバルディア機(DHC-8-402)から,「機内の気圧が急に下がった」と管制塔を通じて国土交通省仙台空港事務所に連絡があった。同機は航空交通管制上の優先権を要請し,定刻より5分遅れて仙台空港に着陸した。
9月25日アイベックスエアラインズの大阪発福島行きのボンバルディア機(CL-600-2B19)が 離陸直後に左エンジンのオイルの減少を示す警告表示が出た。同機は航空交通管制上の優先権を要請し,左エンジンを止め,右エンジンだけで大阪空港に引き返した。

10月16日追記

10月9日,日本航空の大阪発大分行きのボンバルディア機(CL-600-2B19)が広島県上空を飛行中,脚ブレーキの温度表示に不具合が生じたため,大阪空港に引き返した。
10月14日,パプアニューギニアAirlines PNGのLae発Madang行きのボンバルディア機(DHC-8-102)がMadangの南東20km地点で墜落し,28人が死亡した。原因は調査中。(10月18日追記パプアニューギニア民間航空省事務次官(first secretary to the Minister for Civil Aviation)によると,同機のパイロットは管制塔に,エンジンから発煙し,推力を失ったため緊急着陸をすると伝えたとのこと)

10月18日追記

9月6日,全日空の松山発大阪行きのボンバルディア機(DHC-8-402)が離陸直後,空調装置の不具合が発生したため,松山空港に引き返した。
9月8日,日本エアコミューターの鹿児島発屋久島行きのボンバルディア機(DHC-8-402)が飛行中,推力系統の不具合を示す計器表示があったため,鹿児島空港に引き返した。
9月20日アイベックスエアラインズの大阪発福島行きのボンバルディア機(CL-600-2B19)が離陸直後,主脚格納室内の温度が高いことを示す計器表示があったため,大阪空港に引き返した。

10月26日追記

10月20日アイベックスエアラインズの大阪発福島行きのボンバルディア機(CRJ200)が離陸直後,エンジンの不具合を示す表示が出たため,大阪空港に引き返した。計器の誤作動が原因だった。
なお,オーストラリアでは,10月19日,Qantas 航空の Sydney 発 Lord Howe Island 行きのボンバルディア機(DHC-8)が飛行中,油圧系統の問題により,片側のエンジンをパイロットが停止したという報道がなされています。同機は管制上の優先権を要請し,目的地の Lord Howe Island に着陸しています。

11月25日追記

10月9日,日本航空の大阪発大分行きのボンバルディア機(CL-600-2B19)が飛行中,主脚の右外側タイヤのブレーキの温度を表示する計器に不具合が発生したため,大阪空港に引き返した。
10月14日,日本エアコミューターの福岡発奄美行きのボンバルディア機(DHC-8-402)が上昇中,第2エンジンの滑油温度が高いことを示す計器表示があったため,目的地を変更し,鹿児島空港に着陸した。
10月15日,全日空の大阪発新潟行きのボンバルディア機(DHC-8-402)が上昇中,操縦室前方の窓のヒーターの不具合を示すライトが点灯したため,大阪空港に引き返した。
10月21日,日本エアコミューターの鹿児島発沖永良部行きのボンバルディア機(DHC-8-402)が飛行中,操縦室下方から異音及び振動があったため,鹿児島空港に引き返した。
10月30日,オリエンタルエアブリッジの長崎発対馬行きのボンバルディア機(DHC-8-201)が上昇中,与圧系統に不具合が発生したため,長崎空港に引き返した。
11月23日,全日空の中部国際発秋田行きのボンバルディア機(DHC8-402)が長野県上空を飛行中エンジンオイルの温度の過熱を示す表示が出たため,中部国際空港に引き返した。
11月25日,全日空の中部国際発秋田行きのボンバルディア機(DHC8-402)が岐阜県の上空5800mを飛行中,右翼エンジンオイルの過熱を示す表示がでたため,中部国際空港に引き返した。11月23日にトラブルがあった同一機体であった。

2012年1月26日追記

1月21日,全日空ボンバルディア機(DHC8-Q400)が,秋田空港において前輪のステアリングに不具合が生じたため欠航。同機はその後も故障が続き,1月24日までに11便が欠航した。
1月23日,全日空ボンバルディア機(DHC8-400)が,秋田空港へ着陸する際,機体の方向を制御する機材の不具合を示すランプが点灯した。同機は秋田空港で整備されることになり,同機は翌24日,高知龍馬空港と大阪・伊丹空港を往復する予定だったが欠航となった。